<ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 2日目◇7日◇西那須野CC(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

8バーディの「64」で単独首位に浮上。さぞ喜びの声が聞こえるかと思っていたら、開口一番「女子はどうなった?」。声の主は08ー09年、2011年と3期にわたり選手会長を務めた宮本勝昌である。


ツアー史上初の“選手会”が主催した大会。今までにない試みで行われている大会を、何とかメディアを通じてにぎやかすことができればと思うだけに、報道される枠を奪い合うといっても過言ではない“競争相手”の存在は気になるところらしい。それでも「こういう大会で頑張っていますけど…なかなか難しいですよね。どうすればいいんでしょうか?」とポツリ。今大会、ひいては男子ツアーを盛り上げることに、難しさを感じているという。

そんな気持ちになったのも、先週こんなことがあったから。ヤフーを見ていても、自身も優勝争いを演じた伝統の一戦「中日クラウンズ」を制した岩田寛のニュースが出てこない。「桃子対決(優勝した上田桃子と大里桃子のプレーオフ)があって、その後には原英莉花のホールインワンが出てきた」。検索結果などからユーザーが興味を持ちそうなニュースが表示される、いわゆるレコメンド機能とはいえ、女子は前日(原のホールインワン)の記事も出てくるのに男子は…と寂しい気持ちになった。

進んでいる方向は間違っていないとハッキリ言える。「僕が会長をやっていたころとは時代が違いますが、とてもこういう選手会が主催するようなアイデアは出てきませんでした。聞いた時に非常に面白いと思いましたね。私のときは、選手会は選手のことだけ、という感じでしたから」。若い世代の企画力・行動力はただただ驚かされた。「時松隆光会長にしろ、池田勇太副会長にしろ、大会が始まるまで色々苦労をしたと聞きます」。自身も理事を務めて支えているが、最前線の二人には頭が下がるばかり。

だからこそ大会を盛り上げて、今後につなげていきたい。「さらに色々なアイデアを出しあって、こういうモデルケースもあるんですよ、とうまく伝わればいいなと思っています。こういったやりかたを広げられるようにしたいですね」。立場は変わってもツアーを思う気持ちは変わらない。最後まで、少しでも大会を盛り上げていくことに力を注いでいく。(文・秋田義和)

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