<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇5日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>

前半を終えて首位タイに並んだ山下美夢有だったが、後半は伸ばせず3バーディ・5ボギーの「74」に終わり、トータル5アンダー・4位タイで終戦した。


10番でイ・イェウォン(韓国)がパーパットを外し9番から連続ボギーをたたくと、単独トップに立った。そこから流れに乗りたいところだったが、15番パー5で3打目をグリーン奥に外すとそこでボギー。「風のジャッジに差があった」と読み違いが招いたミスを悔やむ。17番で3パットボギー、18番でも入れればプレーオフの3打目が入らず、結果的にボギー。唇をかむ結果となってしまった。

山下、イェウォンの失速によって15歳のアマチュア、リ・ヒョソン(韓国)に優勝が転がり込んだ。「15歳の若さですごいと思いますし、私自身、最終日に伸ばせなかったのは本当に悔しい」と賞賛を惜しまないが、日本ツアー女王としてのプライドもあるだけに悔しさも倍増。2年ぶりの大会制覇を逃し、複雑な表情でコースをあとにした。

今年は8月の「パリ五輪」出場を目標のひとつに掲げている。6月24日付けの世界ランキングで日本勢2番手以内が出場の最低条件。今大会は同ランキングを上げる意味でも重要な一戦だった。現時点で畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花に次いで日本勢4番手。「残りの試合でベストを尽くせるように頑張りたい」とフランス行きに向けて、あらためて意気込んだ。


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