米国コブラが、『LIMIT3D』とバックフェースにレーザー刻印された、限定アイアンをアナウンス。『LIMIT3D』とはあるものの「リミテッド」と読ませるようで、末尾のEDを『3D』と表記した通り、「世界初の3Dプリントアイアン」とのこと。


「限定の『3Dプリンテッド』アイアンは、3Dプリント技術を活用し、従来の鋳造と鍛造の範疇を超えて、コンパクトなブレードアイアンを開発しました。鍛造で得られるソフトな打感と、やさしくゴルフがより良くなる高慣性モーメントのアイアンセットになります。クリーンな見た目で、打感も良くやさしいアイアンです。世界限定500セットの販売を予定しています」(同社)
 
同社はイノベーティブな製造方法や新技術を他社より遥かに早く採用することで知られており、金属射出(MIM)製法を用いたウェッジや、3Dプリント技術でナイロン製カートリッジを内蔵する、マルチマテリアル構造の『3D PRINTED』パターなど、多岐の製品で競合他社に先んじている。
 
同時に公開された、プロモーション動画では、3Dプリント技術によって網目状の複雑な構造で内部を支える様子が描かれ、高強度と軽量化の同時達成を図っていることが伺え、トウやヒール内部のウェイトで周辺重量配分が図られているよう。
 
今回の『LIMIT3D』アイアンは、右利き用のみ世界限定500セットで、4I〜PWの7本セット価格は3,000ドル。本国サイトで直接予約を受け付けているが、「サインアップして列に並び、アクセスしてください」とある通り、早い者勝ちの様相。
 
なお、同社は契約選手へのプロトタイプにも3Dプリント製アイアンをワンオフで提供しており、リッキー・ファウラーのプロトタイプウェッジにも採用。また、開発にも携わる世界ドラコン王者のカイル・バークシャーも、今春の来日時に自身のアイアン型UTが「世界初の3Dプリント製だ」と明かしていた。限定500セットに日本への割当分はあるのか、発表が待たれる。


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