<全米プロゴルフ選手権 3日目◇18日◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609ヤード・パー71>

LIVゴルフ勢のブライソン・デシャンボー(米国)が1イーグル・3バーディ・1ボギーの「67」をマーク。首位と2打差のトータル13アンダー・4位タイに浮上した。優勝を十分に狙える位置。「チャンスは十分にある」と自信をのぞかせた。


スタートホールの1番パー4。朝一から313ヤードを放ちバーディを奪取した。6番パー4ではボギーとするも、7番ですかさずバウンスバック。後半は13番で1つ伸ばし、迎えた18番パー5だ。ティショットは327ヤードのビッグドライブを見せ、237ヤードのセカンドは2オンとはいかなかったが、グリーン右サイドのフェアウェイまでボールを運んだ。3打目のアプローチショットは、スピンの効いたボールがラインに乗り、チップインイーグルを決めて見せた。その瞬間、デシャンボーは大きなガッツポーズとともに雄たけびを上げギャラリーを沸かせた。

今日のラウンドを振り返って「爽快だ。そんな気持ちは長いことなかった」と喜びが爆発。「他にそう感じたのは、グリーンブライアーで58を打ったときだけだった。あのときも刺激的で、かなり興奮した」。昨年8月、最終日に「58」をマークしてLIVゴルフ初優勝を決めた「グリーンブライアー」での戦いを引き合いに出し、およそ1年ぶりにアドレナリンを大放出させるような試合運びができた。

あすへ向けて「明らかに(優勝の)チャンスは十分にある。戦略を立て続け、ボールを適切なエリアに置き、適切な場所にミスしなければいけない。アイアンがカギだね。まだベストは出ていないが、いい感じになりつつあるよ」。昨年大会のブルックス・ケプカ(米国)に続き、LIVゴルフにメジャーVをもたらすか。あすもデシャンボーが暴れてくれそうだ。


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