<マイヤーLPGAクラシック 最終日◇16日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72 >

2バーディ・3ボギーの「73」とスコアを伸ばせずに終えた渋野日向子は、トータル5アンダー・41位タイで4日間を終えた。大会を中継するWOWOWのインタビューでは「伸ばしたかった1日だったんですけど、こういう結果になって残念です」と苦い表情で最終ラウンドを振り返った。


風が吹き、コースコンディションは難しい状況ではあったが、「それ以前の問題という感じでした」と自身の技術面やマネジメントに納得がいかなかった。「この2日間はすごいパットがもったいなかったなと思うホールも多かったですし、パー5で取りきれなかったので残念です」と、課題として残ったのはパッティングで、この日パー5でスコアを伸ばせたのは1つだけだった。

今週はドライバーの平均飛距離が最高で275ヤード(3日目)、この日が272ヤードで、4日間の平均が268ヤードと飛距離の伸びを感じる一週間となった。その飛距離を武器に、予選の2日間ではバーディを量産し、第3ラウンドでは541ヤードのパー5で2オンを成功させてイーグルを奪うなど見せ場もつくった。だからこそ、スコアを伸ばせなかった最終ラウンドを悔やむ。

単独2位となった2週前の「全米女子オープン」から3試合連続の予選通過。体の疲労を心配されると「それはうれしいことなので、そこは仕方ないかなと思いますし…来週メジャーがあるので、しっかり切り替えて頑張りたいです」と3戦連続で決勝ラウンドを戦えているのは心地いい疲れ。気持ちを切り替えて、次戦の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」に臨む。
 
昨年は2日間で会場を後にした。「あまりいい結果を残していない試合なので、しっかり上位にいけるように頑張りたいです」。コースはワシントン州のサハリーCCで林間コース。「やるべきことは今までと変わらず、準備していければいいなと思います」と特別な準備はせず、“いつも通り”のルーティンで挑んでいく。


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