<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 最終日◇14日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7096ヤード・パー71>

トータル2アンダー・51位タイで最終日のラウンドをスタートさせた石川遼は、1イーグル・6バーディ・1ボギーの「64」と猛チャージ。トータル9アンダー・28位タイで大会を終えた。「ショットが良かったですし、日々微調整しながらという感じだったんですけど、それが最後にうまくハマった感じですね」と振り返った。


出だしの10番でバーディを奪うと、11番でもバーディ。きのう、池にいれてボギーだった18番パー5ではスピンをきかせた3打目でピンそばにつけてバーディを奪った。

ハーフターン後も勢いはとどまることを知らず、1、2番で連続バーディを奪取した。3番パー5では残り253ヤードをバンカーから3番ユーティリティで放つと、ピンそば1メートルにつけてOKイーグル。石川が大爆発した。

前週の「日本プロ」では予選落ち。この試合も初日、3日目は「72」と満足のいくスコアではなかったが、2勝を挙げているザ・ノースカントリーGCで最終日に魅せた。スイングに関してはまだ課題もあるが、やはりビッグスコアは素直に喜ばしい。

「スコアっていうのは、むしろスイング以外の部分が大きく関わっているので。スイング以外は問題なくできたのかな。やっぱり最後の日に、いい数字が出てくれるっていうのは後押しになります」

手応えを得て、翌週はツアー外競技の「北陸オープン」(7月19〜20日、呉羽CC)に出場。その後、テレビ収録やオープンウィークを経て、8月8日に開幕する「横浜ミナト Championship 〜Fujiki Centennial〜」に出場する。「アイアンやミドルパットの感覚は良くなっている。試合の中で学べることは多いので楽しみです」。石川がシーズン後半戦に入っていく。(文・神吉孝昌)


<ゴルフ情報ALBA Net>