節約したければ「いつものを買わない生活」を試すこと

節約したければ「いつものを買わない生活」を試すこと

■節約生活をスタートするとき「安いものを買う」より先にやること
節約を考えるとき、誰でも考えるのは「いつものアレをより安い別のモノに換えてみる」というパターンでしょう。

・「食費を一食あたり500円から400円に下げる」
・「ビールを発泡酒に全面切り替えする」
・「飲み代を月2000円ダウンする」
・「競馬やtoto、宝くじは購入額を半分にする」

などなど。

私たちは一生懸命「予算カット」の方法を考えますが、実行してみると苦しく辛い毎日に驚きます。こんなガマンするくらいなら、と節約を断念してしまうこともしばしばです。

実はこれ、節約のアプローチそのものが間違っているのかもしれません。逆転の発想、マネーハックのアプローチで考え直してみましょう。

■節約したければ「いつものアレを買わない生活」をしてみる
もし、あなたが節約を本当にやりたいのであれば、「予算半減」とか「一律に予算20%カット」をやるべきではありません。

このアプローチを使ってもいいのは、せいぜい食費や日用品にだけです(それも一律に予算カットするより、メリハリをつけた節約のほうがほうがいい)。生活必需品を除いた「それ以外の出費」には、もっとドラスティックな方法を取るべきです。

つまり、「まったく買わない生活」です。いつもの当たり前のようにしていた習慣を縮小すれば、苦痛であるのは当たり前です。同じ苦痛であれば、一度徹底的に苦しんでしまう、つまりショック療法をやってしまったほうがいいのです。

先ほどの例でいえば、

・「ひと月、断酒したり、飲み会は全部断ってみる」
・「ギャンブルはひと月、全部やめてみる」

という感じですし、

・「服は半年くらい買わないでみる」
・「ゲームやブルーレイディスクはまったく買わない」

というように、極端なくらいの節約をしてみるのです。実はそのほうが「節約しないポイント」の見極めにもつながり、結果として節約がはかどるのです。

■実は「買わなくても気にならない」ことが分かればその出費を丸ごと削ることができる
「いつもの買い物」「当たり前の買い物」をしないで暮らす、というのは自覚をしなければ実行できません。しかし、買わないで過ごしてみると、意外なことにその何割かの買い物はなくてもガマンできる買い物であったりします。

それを買うことが当たり前だと思っている消費については、一度止めてみないと、その「当たり前」が本当に必要なものなのか判断できないものです。

買い物のうちいくつかは「思い込み」に囚われていて、本当は必要性も低ければ、欲しいと思う感情も根拠がないものであったりします。しかし、それは「止める」ことでしか確認することができないのです。

筆者は28歳の頃、徹底的に節約をする必要があり、今までの買い物習慣をほとんどすべてストップしたことがあります。ゲームもマンガもDVDも買うのをやめ、雑誌もお菓子も控えました。

数カ月して気がついたのは、自分が「消費を続けるという呪縛」に囚われていたということです。

自分がDVDを買わなくても制作会社が倒産するわけではありません。毎月買ったゲームは遊ぶ暇もなく積み上がっていたので、買っても買わなくても同じです。

必死に買い集めていた初回限定版も、3カ月後にヨドバシカメラに行けば半額でワゴンセールになっています。実は興味が薄れた雑誌を、創刊号から買い続けているという理由だけで買っていたことにも気づかされました。

「買い物の習慣」を一度、完全にストップしてみたことで、自分の買い物習慣が本当に必要なものか見直す機会を得ることができたのです。

数カ月したあと、「本当に欲しいものだけ買う」という距離感を見つけることができました。むしろその「欲しいものは買う」を譲らないために、「一度、全部買うのを止めてみる」が有効になるのです。

■本当に欲しい買い物を譲らないため、止められる消費を徹底的に止める
先ほどの例で、「ビールを発泡酒に換える」というものがありましたが、それよりも1カ月断酒したあとで、「実は呑まなくてもいいことが分かった」ほうが大きな節約です。

あるいは、「ビールは譲らず、隔日で呑む」とか「ビールはやめないが、500mlなくてもよいので350ml缶にする」というような工夫を考えるほうが建設的です。自分のストレスを抑えつつ、節約につながる結果を模索するのです。

場合によっては、「ビールはやっぱり譲れない。酒のつまみやそれ以外のところで徹底的に節約しよう」でもいいのです。そういう発見を得ることがもっとも価値があります。

家計において節約はメリハリが重要です。メリハリを見つけるためには、文字通り「本当はいらない消費」を見つけることが大切です。

ぜひ「買い物を完全にストップする」アプローチを活かして、いらない消費を見つけてみてください。

山崎 俊輔(マネーガイド)


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