フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第85回目はトラ猫雑種のオレル(Orel)さま。

人懐っこいけど実は繊細な猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.85
猫さまの話をもっと聞かせて! 

オレルさま(通称オレちゃん)4歳の男性猫さまです。



僕はパリ13区にあるアパルトマン、84平米の3LDKに住んでいます。飼い主の娘の誕生日プレゼントのリクエストが猫だったため、家族がSPA(動物保護協会)を訪れてここにやってきました。飼い主は以前から猫を探していたらしいですが、僕に出会う前はビビッと感じる猫はいなかったと言っています。



ここには子どもが2人いるので部屋の探索がとても面白いです。特に夜はみんなの部屋を順に徘徊するのが日課です。



朝はお腹が空いていたら、キッチンの飼い主のところへ行って膝に乗ります。ご飯を食べたら、みんなに挨拶がてら家中をウロウロ。午後はほとんどキャットツリーの中段の箱の中か、ソファーの上で寝て過ごします。そしてたまに友達猫がやってきます。そんな時は寝ていられないので一緒にボクシングをして遊びます。



膀胱炎持ちなので、食事はそのケア用の特別なカリカリとパテが日常食です。特別な日は特にないのですが、飼い主たちが魚を食べる日には少しお裾分けしてもらいます。



特技は横に開けるタイプの扉を開けることができること! 大切なものは手が届かないところに収納するよう、お願いします。


飼い主から見たオレルさまとは?



幼い頃、物心ついた時には、実家に祖母の猫が2匹いました。その猫達は私が幼稚園か小学校1年生くらいの時に死んでしまいました。それから猫はずっと飼わず、結婚した夫が猫を飼っていて、その猫が2015年に亡くなり、その後に今のオレちゃんがやってきました。



今まで飼ったペット(犬、文鳥など)の中で一番私になついてくれているので、初めて「うちの子」と言えるかも?(子どもが2人いるので)3人目の子どもみたいです。人懐っこいけど、ちょっとした環境の変化に敏感で、見かけによらず繊細なところもあります。思いもよらないところで寝ているのを発見する時は癒されますね。



オレちゃんは猫背の人の肩の上に乗るのが好きだとわかりました、オレちゃんが肩に乗る人はみんな猫背なんです。自己中なところが可愛くて面白いから、私ももう少し自分軸で動いてもいいのね、というアドラー心理学みたいな意識が芽生えています。

取材、文・松永学

取材、文・Manabu Matsunaga