乳腺からじっくり手でほぐして弾力のあるふわふわバストに。

「バストは乳腺と脂肪からなり、乳腺が満遍なく広がった状態こそ理想的です」

と話すのは、バストやホルモンバランスの悩みに寄り添う独自の育乳メソッド「アイリーン式」の生みの親である、神長アイリーンさん。

「ただ血流の滞りや筋肉のコリにより乳腺は固まります。この癒着こそ敵で、質感や形が崩れる一因。よって乳腺のほぐしに着目したのが私のメソッドの特徴です。血流を促すと弾力のあるふわふわした質感に」

まずは自分で触れ、乳腺を確認することが大切。そのうえで心得たいのが手技。

「乳腺のかたまりをほぐすには“つまむ”。つまみにくい部分はグーの手で“掘る”。この2つが基本です」

アイリーン式、基本のマッサージ

胸筋をほぐして巡りを整え、乳腺に栄養を行き渡らせることがバストの悩みの解決の鍵。皮膚の深部を刺激するイメージで行おう。

【マッサージの効果を高める、基本ルール】
1、体を温めて行う
冷えた体でケアすると十分な効果が望めない。「バストの脂肪がつく乳腺の発育が促されるのは、栄養を運びやすい温かい環境。特につまんでほぐす手技は入浴中に行うのが最適」

2、クリームは必須
手でさすって流す手技は入浴後、バストクリームなどを塗ったうえで行うのがおすすめ。「バストの質感はもちろん、ブラをつけた時にフィットしていい形を保ちやすいです」

3、朝晩行うことが理想
今回のメソッドを行う頻度の理想は1日2回。「就寝中は血流が滞りやすいため、まずブラをつける前に。夜は入浴に紐づけて行い一日の疲れを解放。一日中いい状態を保てます」

【こんなほぐし方はNG!】
・上や横に引っ張る
皮膚表面をつまみ上げるとバストを支えるクーパー靭帯が伸びる原因に。バストを横に絞るのも変形を助長。皮膚やお肉を引っ張らず、指を体に押し当てるようにつまむこと。

・体を丸めて行う
バストに意識が向くと前かがみになりがち。でも背中が丸まるとバストの土台となる大胸筋や小胸筋の血流が悪くなりマッサージ効果が半減。背すじを伸ばした状態で行おう。

【STEP1】乳腺を両手で揉みほぐす。20〜30回。

バストの先端で凝り固まり、筋膜にくっついてしまった乳腺を揉みほぐす。バスト全体にしっかり圧をかけるためにクリームやオイルをつけずに直に素肌に触れてマッサージ。

片側のバストの先端付近を両手でゆっくりつまんでほぐす。つまんだ時に感じるかたまりを指でほぐせるように、少し痛みを感じるくらいの力加減でアプローチしていく。

【STEP2】デコルテ全体を指でつまむ。20〜30回。

デコルテの筋膜の癒着をはがす。筋膜が滞っているほどつまんだ時に痛みを感じやすいので、その場合は片手を軽く握り、指の第二関節を押し当ててほぐしていく。

両手でデコルテ付近を縦につまんでいく。左右の手で同じ位置をつまみ、そのつまんだ皮膚は決して引っ張り上げずに、体に押し当てるようなイメージで行う。

【STEP3】ワキの下にあるツボを刺激する。20〜30回。

ワキからこぶし2つ分下に位置する「天渓(てんけい)」を刺激。ここは乳腺の発育を促すツボ。このSTEP3から先は、肌すべりを良くするためにオイルかクリームを使うのがおすすめ。

手を軽く握り指の第二関節を「天渓」に押し当てたら、圧をかけたまま手を上下にぐりぐりと動かして刺激。手を握っている方の腕の肘を上げて行うと、ほどよく力をかけやすい。

【STEP4】肋骨に沿って、こぶしで押し流す。20〜30回。

胸筋と一緒にぎゅっと固まりがちな肋骨付近は筋膜も滞りがち。肋骨のすき間の一つひとつを掘り起こすように押し流すと、凝り固まりがほぐれ、癒着がはがれやすい。

両手を軽く握る。第二関節を使って肋骨のすき間を掘り起こしていくようなイメージで、バストの上・横・下を、外側から内側の方向に手を動かして“掘る”。

【STEP5】胸鎖乳突筋を軽くつまむ。3秒×5か所。

耳の下から鎖骨の中心にかけてVの字にのびる胸鎖乳突筋。ここをつまんでほぐすとリンパの流れがスムーズになり、またバストへの血流が促されることで育乳効果も。

背すじを伸ばし、顔を横に向けると首に浮き出るのが胸鎖乳突筋。親指と人差し指を使い、耳の下〜鎖骨の中心付近にかけて5か所に分けてつまんでいく。

神長アイリーンさん 美容家、エステティシャン。18歳の頃からエステティックサロンに勤務。2017年より東京・恵比寿でバストアップ専門のエステサロン「M‐STYLE」を営む。著書は『自分で育てる! 神おっぱい』(KADOKAWA)。

ブラトップ¥6,500 レギンス¥14,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090)

※『anan』2022年12月7日号より。写真・安田光優 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・西村円花(セントラルジャパン) 取材、文・門上奈央

(by anan編集部)