筋肉を伸縮させて血流促進。深い呼吸でよりリラックス。

温活に欠かせない3本柱は食事、運動、リラックス。そのうちの2つ、運動とリラックスを同時に狙える温活ストレッチを教えてくれたのは、ヨガインストラクターの廣田なおさん。

「寒いからといってじっと動かないでいると、筋肉はガチガチに硬くなり、冷えはみるみるうちに悪化します。運動で筋肉を伸縮させれば、血管が押されたり緩んだりして血流が良くなり、冷えはもちろん、むくみの改善も期待できます。そして、筋トレや有酸素運動など本格的な運動が苦手な人でも簡単に実践できるのが、今回紹介する、股関節、肩甲骨、足裏・膝下に効果的にアプローチする温活ストレッチです。大きな関節がある股関節と肩甲骨まわりは、太い血管や多くの筋肉が密集していて、特に筋肉が硬くなりやすい部分でもあるので、可動域を広げることで全身の血流改善に繋がります。また足裏・膝下は、心臓から遠く血流が滞りやすく、冷えを感じやすい部分なので、日ごろから積極的に動かしてあげましょう」

深い呼吸を取り入れて行うことも、大切なポイントだそう。

「緊張状態で行うと、逆に血管が収縮し、血流が滞る場合が。深い呼吸を意識すると副交感神経が優位になり、よりリラックスできるので温活効果が高まります」

いつ行ってもOK。毎日続けて、冷え知らずのカラダを手に入れよう。

“股関節”を開いて、全身の滞りを一掃。

脚の付け根にある股関節は、カラダの中で最も大きい関節で、上半身と下半身を繋ぐ重要なパーツ。でも長時間座りっぱなし、立ちっぱなしだと関節周辺の筋肉が硬くなるため、しっかりと股関節を開いて筋肉をほぐすことで、血流が良くなり全身の冷えとサヨナラできる。また、股関節には大きなリンパ節も集中しているため、溜まった老廃物による脚の疲れやむくみの解消にも効果的!

もも裏のストレッチ

座りっぱなしで圧迫され硬くなりがちなもも裏の筋肉、ハムストリングスを伸ばす。ここをほぐすことで、血流が良くなり、疲労物質の排出もスムーズに。

1、四つんばいになる。

2、片足を両手の間につき、反対の脚は太もも付け根の鼠径部が伸びるまで後ろに引く。

3、息を吸って背筋を伸ばし、息を吐きながらお尻を後ろに引く。胸をできるだけ床に近づけ、もも裏を伸ばして3呼吸キープ。反対の脚も同様に行う。

【LEVEL UP】

もっと前傾を深められる人は、息を吐きながら、股関節で紙1枚を挟むようなイメージで前屈するとより伸びる。

【NG】

前脚の膝を伸ばし切ろうとすると、背中が丸まりやすくなる。膝は曲げてよいので、股関節から折り曲げること。

お尻と内もものストレッチ

お尻は脂肪が多く冷えやすいパーツ。さらに大臀筋をはじめ、大きな筋肉が集まっているのでストレッチすることで、全身の血流促進に! レベルアップのポーズで前ももにもアプローチを。

1、四つんばいになる。

2、右膝を右手首に近づける。

3、左脚を後ろにまっすぐ伸ばし、息を吸いながら、カラダを正面に向ける。

4、息を吐きながら、おへそ、胸、頭の順に床に伏せる。重ねた両手の上にアゴをのせて、3呼吸キープ。反対の脚も同様に行う。

【LEVEL UP】

3の姿勢に戻り、左脚を曲げて、左足首を左手でつかむ。前ももの伸びを感じながら、3呼吸キープ。

廣田なおさん ヨガインストラクター。解剖学に基づいた独自メソッド「美筋ヨガ」考案者。『たった5日でウエスト−7cm 美くびれデザイン』(幻冬舎)が10万部超えのベストセラーに。

※『anan』2022年12月14日号より。写真・中島慶子 ヘア&メイク・yumiko(Three PEACE) 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)