G・ダビデ研究所主宰のオフェリア・麗さんが占う、2023年下半期の“全体運”。ここでは天秤座・蠍座・射手座を紹介します。

天秤座(9月24日〜10月23日)

運勢は停滞気味…。受け身の姿勢でいたほうが幸運は訪れる。
運勢は低空飛行。進度もスローながら、向かうところどころに、喜び、楽しみの芽が、顔を出しています。嬉しい出来事や幸せの後には、落胆や失望、嘆き、悲しみ、苦しみもまた待つのが人生の常。そう、この半年のあなたは、喜怒哀楽色の強い日々を送ることに。

であれば、少しでも憂い少なく、心安らかに暮らせるように、福徳を願って精進しましょう。その手がかりは、幸運の星・木星からのメッセージにあり。いわく「何事も受け身で良し。待ち人来たる。貰い物多し」――自分から表立って動かないほうが、結局は幸運にあずかれるということです。例えば、悩みや心配事があっても人には語らず、浮かない顔をしていると助け舟が入る、遊びや旅行なども、誘うより誘われたケースのほうが盛り上がるとか。これも、生来の愛され体質の賜物。自慢のおしゃれセンスやスマートな物腰、社交術などにさらに磨きをかけ、幸せの芽を増やしていって。

悲哀や災いを遠ざけるには、いつも活力に満ちて、健やかでいることがポイント。ヘルシーな生活習慣で気を整え、時にイラッとしても、にこやかに。不幸自慢や陰キャ、いわゆるダウナーとはできるだけ距離を置き、楽天気質の愉快な人たちと親しく交流を。

そんな陽の気は、明るく爽やかな環境からも得られるとき。陽光降り注ぐ高台の住居に引っ越す、晴天率の高い地域――四国やアメリカ西海岸、オーストラリアなどへの旅やバカンスを検討しては?

7月:下り坂。前半は努力が報われず、焦りに駆られるかも。無理に頑張るより、力を溜める方針で後半にはV字回復。特に、頭をひねりにひねって出した答え、提案や企画などは、躍進の原動力に。

8月:守護星・金星の後押しで、交友が一段と活性化。呼びかけに快く応じるうち、あなた自身の関心や発想、人生の可能性も広がりそう。とりわけ明朗快活なタイプからは、物心両面で得るもの大。

9月:行動力が高まるものの、不慣れな展開に戸惑いがち。ここで役立つのが、最近生まれた交友関係。自分流に囚われていたあなたに、「こういうやり方もある」とリアルな手本を示してくれるはず。

10月:運気は秋晴れ。天秤座本来の魅力や資質がさらに輝き、お誘いが多方面から。洗練された着こなし&センスも人気。食べ歩き、芸術の秋、女子旅…存分に満喫しましょう。肥満と赤字にはご用心。

11月:秋の深まりとともに、身辺に落ち着きが戻ってきます。時間の余裕も生まれ、仕事や懸案にじっくり取り組めて収穫いっぱい。いつもは手に余る問題解決、長期計画の立案&始動も、幸先良し。

12月:ここへ来て人気急落。ドタキャン、約束違反などで信用失墜の恐れも。体調不良か怠慢が原因。早めのメンテ&マメなリスケで、新年への悪影響を未然に防いで。

蠍座(10月24日〜11月22日)

今までと違う世界に出合い、新しい自分に目覚める半年に。
拡大星・木星は、対向宮からあなたを手招き。今の立ち位置と真逆なサイドや全くアウェイな環境へ引っ張り出されそう。渡りに船のオファー、攻めの決断、やむなき選択…事情はそれぞれ違えども、過去と異質の世界に身を置く日々は、期待と落胆のせめぎ合い。ギャップに戸惑い、驚き、模索しながら、新しい自分に目覚めるのが、この半年の基本パターンに。

ファーストテーマは、人間関係。濃密な結びつきに人生のエッセンスを感じる蠍座ですが、今期は「深さ」より「広さ」を意識して過ごしましょう。まず、人見知り気質や警戒心を笑顔の仮面で隠し、人との接点を増やすこと。最初は苦痛でも、慣れとM心のシナジーが起き、意外な快感かも! 作った表情、見様見真似のパフォーマンスもみるみる板につき、人気&評価アップ。計ったように名指しのお誘いやリクエストが舞い込み、愛され必要とされる喜びにジワリと胸アツ…そんな開眼シナリオが。

とはいえ、未知のフィールドには、可能性の数だけ危険もいっぱい。建前や慣習を真に受けて、欲得ずくの沼にハマるやら、足をすくわれるやら、逆に張り切りすぎてプッシュアウトの事態も。思い入れが激しく、少々器用さに欠けるあなた。ここは広い意味で、バランス感覚を磨く好機と受け止めて。様々な状況に対処するうち、思わぬ人に助けられたり、苦手意識やこだわりが消えたり、場面に応じて協力し合えるパートナーを発見。切磋琢磨し合う中で、信頼と絆が着実に育っていくはず。それが親友、恋人、仕事、結婚などの縁につながっていくことも多々。

7月:新世界の扉がオープン! 素直に心の声や感動を追いかけて。フラリと訪れた場所でソウルフルな出会いに心打たれたり、憧れの人に導かれて煌びやかな光を浴びたり。ブライトな日々がスタート。

8月:活躍フィールドが拡大。舞い上がっていきなりコケる、周りが目に入らないなど、弱点が露呈しがち。汚点は、なかなか拭えない暗示。気負わず何でも一歩ずつ。

9月:交友録がボリュームアップ。オン・オフともご縁が活性化し、刺激に満ちた日々を送れます。理想を叶えるためのプラン実行も、手応えズシリ。フォア・ザ・チームの精神が、成功マップの王道に。

10月:バタバタな流れは一段落。不要不急の案件や付き合いは一時棚上げし、おひとり様タイムを堪能して。疲れた肌と心身に潤いが戻り、来たる躍進にも弾みが。

11月:運気の高波に乗ってパワフルガール誕生! 自信を持って何にでも挑戦を。阻む敵も、まさかの展開も何のその。打たれ強さを発揮して、最強ウィナーの座へ。

12月:幸せをたくさん発見できそう。肝は、プチプラ生活。値段と好みの両取りで、お気に入りのコーディネートが完成し、愛され力が上がる余得があるかも。

射手座(11月23日〜12月21日)

立て直しを図る時期に。心身のメンテナンスや金銭管理に目を向けて。
年間の運勢を司る木星は’23年後半、現実エリアを運行。ここまでアクセル全開で自己改革や夢実現に奔走してきた射手座も、我が身を振り返り、立て直しを図る必要が出てきます。特に、昨年から取り組んでいるのに手応えや成果がサッパリなコト・モノ・分野は、そろそろ潮どき。キッパリ諦め、他に努力を注ぐうち、運気とのマッチング率が高まり、未来の訪れも足早に。当面の空いた時間と手は、セルフヒーリングや環境改善に充てるのがベスト。忙しくてないがしろにしてきた体や心のメンテナンス、身辺の整理整頓、お金の管理など、丁寧にケア&ブラッシュアップを。枯渇気味だったエネルギーが満ちてきて、再び追いかけたい目標や先の針路も、自然と浮かび上がってくるはず。

折しもこの半年間は、ハプニングの星・天王星が並走し、絶妙なタイミングでサプライズなチャンスやドラマが舞い込むのも、嬉しいポイント。ピンときた、面白そう! なんて感じたら、ルーティンをこなしつつ、そちらにも手を伸ばしてみて。いつもの日常と予想外のところでリンクしていたり、たくさんの気づきがあったり…。退屈になりがちな毎日もイキイキと輝き出し、次のフェーズへ進む準備も着々と整う段取りに。

対人面は微妙。あちらを立てればこちらが立たずで、消耗しがち。あえて忖度せず、自分の気持ちや状況をストレートに伝えたほうが、お互い気疲れせず、むしろ生産的な関係を築けそう。記録も大事。気分、体調、使った金額など、細かくメモしておくと役立つ場面が。

7月:「このままでいいのかな?」という心の声は、軌道修正の合図。やり直しや修正を急いで。どうしてもうまくいかないときは、強制終了も妙案。諦めたことで別の道が浮上する兆しも。癒しは海に。

8月:お楽しみシーズン到来! 太陽の光を浴びて羽を伸ばすほど、パワーとツキがチャージされ、秋からの活躍にもブーストがかかりそう。熱中症と金欠にはご用心。

9月:実りの秋。密かな努力が報われ、昇格や昇給など、嬉しいご褒美が何かしら。気をつけたいのは、ワークライフバランス。よく働き、よく遊ぶスタンスを維持してこそ、さらなる飛躍チャンスが。

10月:チームワーク抜群。一人では無理、不可能と思うミッションも、仲間と手を組めば実現できます。自分と似たキャラや趣味の持ち主が、ベストバディ。ただし、下旬はトラップがチラホラと。不安を感じることには手出し無用!

11月:ホームに入った水星が迷走。読みが外れ、つじつま合わせに苦労するかも。いい経験と思って、アクシデントも楽しむが勝ち。就活&転職は入念な情報収集から。

12月:ゴーサイン。あなたを止めるものは何もありません。やり残しの懸案に着手し、心置きなく年を越して。美食と散財は後悔必至。

オフェリア・麗さん G・ダビデ研究所主宰。福岡県出身。西洋占星術をはじめ多くの占術を研究し、占い界を牽引している。抜群の的中率とビビッドな言語センスで多くの支持を得る。

※『anan』2023年6月14日号より。イラスト・シライシユウコ 監修・文・オフェリア・麗

(by anan編集部)