1月29日から12月1日までの3日間、シンガポールで開催された東南アジア最大級のアニメイベント「C3AFA Singapore 2019」に、日本のアニメキャラクターライセンス事業を手がける「MUSE」が出展した。



「MUSE」の本社は台湾にあるが、これまで香港や上海に支社を展開し、2019年3月にはシンガポールにも支社を設立。すでに中華圏では成功を収めており、東南アジアは開拓の余地があると大きな期待を寄せている。

シンガポール支社のGM・Jeff Lee Chien-Fu氏は、同イベントに出展する意義として、「東南アジア全体での戦略を立てる上でベースとなります」と、シンガポールの立地の重要性を上げた。来年以降はさらに大きなブースを出展して、東南アジアでの存在感を放ちたいと意気込んでいる。


同社では版権を獲得したアニメを無料で観られるYouTubeチャンネルを持つ。正規のルートでアニメを観てもらい、ファンになってもらった上でグッズを購入してもらう狙いだ。「正規グッズを市場に入れることで、東南アジア全体のキャラクターライセンス事業を伸ばしたい」(Jeff Lee Chien-Fu氏)。



同ブースでは、『転生したらスライムだった件』と『ソードアート・オンライン アリシゼーション』を中心に日本の流行アニメグッズを幅広く展開していた。現在のシンガポールに限らず東南アジアでは、日本で放送されているアニメがほぼリアルタイムで人気を獲得しているとのこと。「アニメは国境や人種を超えて人々を結びつける」(Jeff Lee Chien-Fu氏)。



また、同社では自社ライセンシーグッズだけでなく、他社のライセンシーグッズを販売する小売事業「Hakken」を子会社として持つ。現在は東南アジア全体のアニメグッズ市場を大きくするフェーズだと捉えている。