劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』が、12月8日に公開される。このたび、主人公・カタリナ役の内田真礼と、劇場版の新キャラクター・アーキル役の小野賢章のオフィシャルインタビューが到着した。

『はめふら』こと『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は電子書籍を含む累計発行部数が600万部を突破した、山口悟が「一迅社文庫アイリス」より刊行中のライトノベルを原作とする“異世界転生×痛快ラブコメ”シリーズだ。
シリーズ初の劇場版は、原作者の山口書き下ろしによる完全新作ストーリーとなる。TVシリーズ第1期では破滅フラグを華麗に(!)回避し、第2期では無事に(?)魔法学園を卒業した悪役令嬢のカタリナ・クラエスに、まだ誰も見たことのない、新たな物語(破滅フラグ)の幕が上がる。

劇場版は、魔法学園を卒業し春からの魔法省勤務までの平和な日々を送っていたカタリナのもとにある日、遠く離れた異国から商人の一行がやってくるところから物語が始まる。きらびやかなショーや踊り子たちに興味津々のカタリナは、そこで謎めいた少年と知り合う。どこか見覚えのあるその少年との出会いにより、カタリナの身にかつてない大事件が降りかかることになる。

このたび到着したオフィシャルインタビューでは内田真礼と小野賢章が、圧倒的な人気を誇るTVシリーズからついに劇場版の公開を迎える今の気持ちや、アフレコの様子、そしてカタリナの魅力などについて語った。内田が「とにかく、すべてがパワーアップしています!」と自信を見せる、劇場版『はめふら』にますます期待が高まるばかりだ。

劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は、12月8日に公開される。

<以下、インタビュー全文掲載>

――「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(以下、「はめふら」)の劇場版がいよいよ公開となります。内田さんはいまどんなお気持ちですか?

内田:「はめふら」の劇場版制作が発表されたのが、TVアニメシリーズの2期が終わったタイミングでした。あれから2年。「やっとみなさんに見ていただける!」という嬉しい気持ちでいっぱいです。

――小野さんは劇場版から登場するキャラクターのアーキルを演じます。出演が決まったときはどんなお気持ちでしたか?

小野:まだ本作に関わることが決まる前、SNSを見ていたら「「はめふら」劇場版が決定!」という情報が流れてきたんです。そこで、すごく盛り上がっているアニメ作品があるということを知りました。今回、それだけ多くの方に支持されている作品で新キャラクターの声を担当できるのが、すごく光栄なことだと思っています。――改めて、アーキルの紹介をお願いします。

小野:アーキルは、ムトラクという国からソルシエにやってきた使者団の一人です。基本的にぶっきらぼうで、仲間とその他の人たちへの対応がハッキリと違うんですよ。また、動物に優しく、トラなどと一緒に曲芸をする仕事もやっています。なぜ仲間以外にあまり愛想なく接するのか、動物に優しいのかなどは物語が進むにつれて明らかになっていくので、ぜひ劇場で確認していただけたらと思います。

内田:アーキルはあまり自分のことを語ってくれないのですが、とても母性本能をくすぐるキャラクターなんですよ。

小野:あらっ!

内田:確かにぶっきらぼうではあるのですが、どこか寂しげで、背負っているものがありそうな気がして、「ねぇねぇ」って声をかけてしまいたくなるんです。一方で、男らしいところもあって、決めるところでちゃんと決めてくれるんですよ。あと、異国から来たということもあって、ビジュアル面でもこれまでの登場人物とはまた違った魅力があります。

――劇場版でカタリナを演じてみて、成長したなと感じる部分、逆に変わっていないなと感じた部分はありましたか?

内田:基本的には変わっていないのかなと思います。彼女って、転生する前の記憶はあれども、武芸が達者だったり、魔法が得意だったりする訳じゃないんですよね。それでも、泥臭く、土臭く人と向き合って、相手の心を開いていくんです。その素直さや、あふれ出る人間力が彼女の魅力だと思いますね。あと、鈍感なところも相変わらずだなと感じました(笑)。ただ、鈍感だからこそ、誰に対しても同じように接することができるのかも。そこも彼女のいいところですよね。――小野さんはカタリナに対して、どのような印象をお持ちですか?

小野:アーキルが心を閉ざしがちな分、カタリナの明るさに助けられたなと思います。何でもポジティブにとらえて、いい方向に物事が進むよう行動するエネルギッシュなカタリナがいるからこそ、破滅フラグが破壊されていくんですよね。「はめふら」の爽快感は、彼女の存在そのものがもたらしている気がしました。

内田:アーキルみたいになかなか心を開いてくれない人にもズカズカいけるのが、カタリナなんです。彼女自身が心を開示することで相手に「この人は大丈夫そう」と思わせる突破力があるんですよね。

小野:劇場版から関わることになった僕としては、「何で彼女が悪役令嬢なのか」という疑問が生まれたくらい、明るくて気持ちのいいキャラクターです。不思議過ぎて、思わず現場で「この作品の悪役令嬢感はどこにあるの?」と聞いてしまいました(笑)。ただ、いま話をしていて思ったのは、その明るさや素直さ、そして寄り添ってくれる感に、周りのキャラクターたちは勘違いしちゃうのかなって。でも、カタリナ自身は恋愛する気があんまりなさそうに見えるじゃないですか。そこが、実は彼女の悪役令嬢感なのかもと思いました。

内田:あっ、そこ!?

小野:そこかなと(笑)。カタリナはこの世界の元となる乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の記憶があるがゆえに、それぞれのキャラクターの事情も知っている訳じゃないですか。彼女としては自身の破滅フラグを回避するための無自覚な行動かもしれませんが、各キャラクターたちからしたら、「なんで自分のことをこんなに分かってくれるの!?」「ここまで一生懸命になってくれるなんて」って、勘違いしちゃいますよね。そりゃみんなカタリナを好きになっちゃいますよ。

――カタリナ役としてこれまでも『はめふら』に関わり続けてきた内田さん。TVシリーズと比べて、ここは劇場版ならではだなと感じたポイントはありましたか?

内田:個人的には、劇場版ならではのテンションの上げ方をしているなと感じました。物語の後半に、みんなが曲芸っぽい感じになるシーンがあるんですよ。あの迫力は、劇場で見たらより面白いんだろうなと思いました。あとポチが飛ぶシーンも面白過ぎて、アフレコ中も笑いをこらえるのに必死でしたね(笑)。――映像面でもお芝居の面でもパワーアップしている。

内田:とにかく、すべてがパワーアップしています!カタリナのコメディエンヌっぷりに期待してください(笑)。あとは、ソラやラファエルなど、TVシリーズのキャラクターたちが出てきて活躍するのも、嬉しかったですね。新キャラクターとこれまでの世界観が見事に融合して、違和感なく新しい「はめふら」ワールドが展開されているなと感じました。

――アフレコはいかがでしたか?

小野:めちゃくちゃ楽しかったですね。2期に渡りTVシリーズをやってきた作品なので、その空気に溶け込めるのかなという気持ちもあったのですが、みなさんがすぐに受け入れてくださって。知っている方々ばかりだったということも相まって、とても演じやすい現場でした。

内田:「はめふら」って、スタッフ・キャスト含めて面白いところはみんなで笑い合えるし、悩むときは話し合って決められる現場なんです。そういう空気が、「はめふら」のノリとテンポの良さを生んでいるのかなと改めて感じました。あと、2期はコロナ禍だったということもあって、レギュラーメンバーともなかなか集まって収録できなかったんです。だから、劇場版でたくさんの方と一緒に収録できたのが懐かしくて、何だか感動しちゃいました。
TVシリーズの1期で初めてカタリナ脳内会議のシーンを収録したとき、たくさんの役者さんに囲まれながら、一人でマイク前に立って汗をかきながら演じたんです。今回の収録では、あのときのドキドキ感と同時に、「これこれ、この感じ!」という喜びもこみあげてきました。

小野:収録中、ちょっとした空き時間があって、みんなでご飯を食べに行きました。コロナ禍ではなかなかそういうこともできなかったので、嬉しかったですね。そんな楽しい現場ではありましたが、カタリナのセリフ量が多すぎて、真礼ちゃんはとても大変だったと思います。それなのに「休憩どうする?」と聞かれても「続けてやっちゃいましょう!」と言える真礼ちゃんはすごいですし、その姿勢のおかげでみんなも勢いよく演じられた気がします。

内田:アフレコって本番は楽しいんですけど、事前のチェックが大変で(笑)。

小野:分かる(笑)。

内田:今回、台本をもらったときに、めくってもめくっても、カタリナのセリフしかないところがあって、「これは大変そうだな」と思ったんです。ただ、劇場版の制作が発表されたときから覚悟はしていたので、「来いっ!」という感じで、気合を入れて演じられました。――内田さんが様々な性格のカタリナファイブを演じ分けることでも話題となった脳内会議のシーンは、劇場版でも健在でした。あそこのセリフ量も相当なものだったのではないかと思います。

内田:確かにセリフ量は多かったですが、音響監督の亀山俊樹さんと意思疎通ができていたから、収録はスムーズでした。スタッフさんとの信頼関係を再確認できる現場でもありましたね。脳内会議のシーンは、きっとみなさんにも楽しんでいただける仕上がりになっていると思います!

――最後に、劇場版の公開を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。

小野:劇場版から「はめふら」の世界に参加させていただきましたが、ものすごく楽しかったですし、やりがいのある役をいただけて、とても光栄だと思っています。話したいことがいっぱいあるのですが、まだ言えないことも多くて。ただ、絶対に楽しい作品に仕上がっていると思いますので、ぜひ劇場に足を運んで見ていただきたいです。あとは、本当に真礼ちゃんが頑張っていたので、その勇姿を見ていただければと思います。

内田:みなさん、本当にお待たせしました。今は、やっと新作を届けられるという喜びでいっぱいです。劇場版ではこれまで登場したキャラクターも、新しく登場するキャラクターもみんな生き生きと描かれていて、とてもワクワクしました。なかでもカタリナは、変わらず元気に明るくみんなの気持ちを引っ張ってくれる魅力にあふれた女性です。きっと、見てくださるみなさんの気持ちも、彼女がガーっと上げてくれるはず!明るくて元気なカタリナに、ぜひ会いに来てください。
劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
■公開日: 12 月 8 日(金)
■キャスト
内田真礼、蒼井翔太、柿原徹也、鈴木達央、松岡禎丞、岡咲美保、水瀬いのり、早見沙織
小野賢章、村瀬歩、鬼頭明里、上田麗奈、日笠陽子、釘宮理恵
■スタッフ
原作:山口悟(一迅社文庫アイリス/一迅社刊) キャラクター原案:ひだかなみ
監督:井上圭介 構成:清水恵 脚本:清水恵、笹野恵 キャラクターデザイン:大島美和
サブキャラクターデザイン:藤岡三徳、武志鵬 プロップデザイン:武志鵬
美術監督:込山明日香 色彩設計:重冨英里 3D ディレクター:栗林裕紀
2D ワークス:柏原進、新谷優子 撮影監督:衛藤英毅(EXPLOSION)、衛藤直毅(EXPLOSION)
編集:瀧川三智(REAL-T) 音響監督:亀山俊樹 音楽:日音
アニメーション制作:SILVER LINK. 配給:アスミック・エース
【主題歌】
「晴れのちハレルヤ!」angela×蒼井翔太

【劇場版原作ノベル情報】
■作品名:『劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(通常版/特装版)
■発売日: 11 月 20 日(月)
■著 者;原作:山口悟 イラスト:ひだかなみ
■発行・発売:一迅社文庫アイリス/一迅社刊
原作ノベル既刊 1〜13 巻、コミカライズ版 1〜9 巻、全国の書店で大好評発売中!
(C)山口悟・一迅社/劇場版はめふら製作委員会