子どもから大人まで男女問わず大好きという人が多い“ラーメン”。関西にもさまざまな絶品ご当地ラーメンが存在しています。なかでも、絶品なのにあまり知られていないのが、和歌山県の“和歌山ラーメン”。

2021年10月28日(木)に放送された『秘密のケンミンSHOW極』では、その“和歌山ラーメン”について徹底調査されました。今回annaでもその内容をたっぷりとお届けします♡

※この記事は2021年10月放送時点の情報です。最新の情報は、各店舗のホームページ・SNS等をご確認ください。

■和歌山ラーメンを徹底調査

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

1990年代後半に空前のご当地ラーメンブームとなり、彗星の如く登場した“和歌山ラーメン”。1998年の『新横浜ラーメン博物館』に出店し、和歌山ラーメンは1日平均893杯を売上げ、未だこの記録は破られていないんです。

しかし、関西におけるポジションといえば……、大阪府民からは「何もないやん!」と影が薄いとささやかれる和歌山県。

今回は主役になってもらいたいと和歌山ラーメンについて調査!

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

和歌山県は、ラーメン店舗数で関西では京都に次ぐ第2位なんです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

県民に話を聞くと、和歌山ラーメンの特徴は“豚骨醤油ラーメン”だといい、“井出系”と“丸髙系”があるとのこと。

■日本一のラーメン「井出系」

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

そこでまずは、“井出系”発祥の『中華そば専門店 井出商店』へ行くと、外には大行列が……! こちらが『新横浜ラーメン博物館』で最高記録を打ち立てた超名店なんです。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

『中華そば』(750円・税込)は、私たちの知るあっさり中華そばとは違う、見るからにこってりと濃厚そうで食欲がそそられます。お客さんたちは、豚骨醤油のスープをじっくりと味わい、麺とのハーモニーを堪能していました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

「スープは臭みがなくスーッと飲める」「井出商店の上をいく店があれば教えてほしい。トップレベル」と話してくれました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

トップレベルと言わしめる『中華そば専門店 井出商店』のスープは豚骨(げんこつ)を使用。熱湯をかけながら血抜きを3時間行います。そして雑味がなくなると、60年間継ぎ足しの豚骨スープと合わせ、10時間以上じっくりと煮込むことで旨味だけが抽出された極上の豚骨スープになるのです。

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麺は季節ごとに水分の配合を変えている中細ストレート麺を使用。最後にチャーシューなどをトッピングすれば日本一の豚骨醤油、“井出系”和歌山ラーメンが完成です! 『中華そば専門店 井出商店』の味は、“井出系”と呼ばれ、現在では多くのラーメン店に受け継がれているのです。

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さらに調査を続けているとラーメンが提供される前に、テーブルに置かれた鯖のお寿司『早すし』(150円・税込)が……! 和歌山ラーメンのだいたいのお店には置かれているというのです。

“早ずし”とは、発酵時間の短い鯖の押しずしで和歌山県の名物。ラーメンを食べる前に“早ずし”を食べるのが和歌山スタイルです。

■和歌山県民が虜に…♡「丸髙系」

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

続いて、和歌山ラーメンの2大巨頭のひとつ“丸髙系”の元祖『本家アロチ 丸髙 中華そば』へ。昭和15年に屋台からスタートした老舗ラーメン店です。

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こちらでもスターターには“早ずし”を食べられている様子が見られ、さらにはおでんも提供されているんです! 和歌山ラーメン店ではおでんが置いてあるお店も多く、おでんをつついてラーメンを待つのも和歌山流です。

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そして運ばれてきた“丸髙系”ラーメンは、“井出系”のラーメンとほぼ同じでスープの色合いも似ていて、麺は中細ストレート。どこに違いがあるのでしょうか。

お客さんに話を聞いてみると「丸髙の方がさっぱり」「しっかりと醤油が効いている」と病みつきなご様子。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

すっきりしたダシになるようスープには豚の背骨を使用しています。醤油の中に豚骨を湯潜りさせて臭みと余分な脂をとり、豚骨を2日間冷蔵庫で寝かせ、骨の奥まで醤油の旨味を染み込ませていきます。そして豚骨スープに入れてじっくり煮込めばガツンと香る豚骨スープに!

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

県民が虜になる『中華そば』(650円・税込)が完成♡ 現在では『本家アロチ 丸髙 中華そば』のように醤油が強めの醤油豚骨ラーメンを提供するお店も多く、和歌山県民に愛されています。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

ちなみにラーメン店で“早ずし”や“おでん”が定番となっているのは、戦後のラーメン屋台で提供されていた習慣が今も受け継がれているからだといいます。

■胃袋を鷲掴み♡「グリーンコーナー」

さらに和歌山県民から新たなラーメン情報が飛び込んできました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

おすすめの和歌山ラーメン店を聞くと「和歌山のローカルチェーン店“グリーンコーナー”」と話してくれました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

そこで噂の『グリーンコーナー 本店』へ。安政元年創業の超老舗お茶メーカー『玉林園』が昭和35年にオープンしたお店で、現在では和歌山県内に4店舗を展開しています。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

店内の様子を見ているとお客さんたちは謎の『てんかけラーメン』(377円・税込)を注文。提供されるラーメンは、ドロドロになった天かすとワカメ、紅ショウガがトッピングされたとてもカオスな一杯です。持ち上げると麺にはたっぷりの天かすが……! 天かすがラーメンに絡んでおいしいのだそう。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

県民の胃袋を鷲掴みにする『てんかけラーメン』はあっさりとした鶏ガラ醤油スープベースで、主役の天かすはなんと『てんかけラーメン』専用に作られているんです。377円ながらもこだわりが詰まった一杯です。

昭和42年、ラーメン好きだった『玉林園』の5代目が女性でも食べやすいラーメンを目指し、天かすをかけた『てんかけラーメン』を開発しました。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

今では地元スーパーなど2,000店舗以上で販売されるほど愛される味となっています。

画像:読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』

ラーメンを食べ終えた和歌山県民が追加注文したのは抹茶のソフトクリーム『グリーンソフト』(180円・税込)。ほかのテーブルでもラーメンのデザートに抹茶ソフトを食べていました。この組み合わせが和歌山の定番なんだとか。

いかがでしたか? 今回は、和歌山県民が愛してやまない“和歌山ラーメン”をご紹介しました。ぜひ和歌山に訪れた際には味わってみてくださいね。

(文/内藤こころ)

【画像・参考】
※ 読売テレビ『秘密のケンミンSHOW極』(毎週木曜 よる9時〜)
この記事は2021年10月に放送時点の情報です。最新の情報は、各店舗のホームページ・SNS等をご確認ください。