世界体操第3日

 体操の世界選手権は20日、福岡・北九州市立総合体育館で第3日が行われ、日本男子が予選に登場した。東京五輪個人総合、鉄棒2冠の橋本大輝(順大)は両種目ともに暫定首位発進。今大会は個人種目のみで争われ、男子予選はこの日午後8時50分まで実施される。決勝は上位8人。22日に個人総合男子決勝、23、24日に種目別決勝が行われる。

 橋本は3種目で15点台に乗せ、初優勝を目指す個人総合は88.040点の暫定1位につけた。五輪の金メダルスコア88・465点に迫る高スコアだ。鉄棒でも14.633で同首位。日本代表は第3班で、この日のうちに最終8班まで行われる。

 会見では「よかったのは床と鞍馬のリズム。跳馬から立て直して6種目通してできた」と淡々。有観客に「朝早いにもかかわらず来てくださって、海外選手にも温かい拍手をくれた。本当にやりやすい。成功して沸いてくださる感覚は久々。演技で見せていけたら」と感謝した。

 19歳で臨んだ東京五輪は史上最年少で個人総合金メダリストになり、鉄棒も制した。8月7日に誕生日を迎え、20歳2か月で世界体操の個人総合優勝を手にすれば、09年大会の内村(20歳9か月)を上回る最年少記録となる。この日、内村は鉄棒で暫定3位。橋本は世界の舞台で念願の直接対決となるが、内村の演技中は懸命に応援した。

「内村さんとまた同じ舞台で戦える。同じ日本代表として試合に臨んで、内村さんにベストを出してほしくて応援した。ライバルだからとかではなく、シンプルに日本代表として同じ選手なのでやり切ってほしかった。直接対決になるけど、決勝で自分の演技を出すのが互いの目標。内村さんも調整してくるので、僕も負けずに最終日の最終種目でしっかり盛り上げたい」

 中国とロシアの東京五輪代表選手は欠場したが、中国若手有望株の21歳・張博恒が最大のライバルとなる。個人総合は計87・897点をマークし、暫定2位につけている。橋本は「決勝はもうちょっと完璧な演技が求められる。2日後の個人総合決勝に向けてしっかり調整してベストを出したい。ライバルは多い。その中でも自分の演技に集中して、自分の演技のことだけを考えて焦らず調整したい」と先を見据えた。(THE ANSWER編集部)