タイガースのA.J.ヒンチ監督「間違いなくMVPとして記録される」

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は今季投げて9勝、打って46本塁打と二刀流の活躍で全米を沸かせた。タイガースのA.J.ヒンチ監督は投打に躍動を許した二刀流について「ショウヘイ・オオタニのどこに反対できるのかわからない」と絶賛。「間違いなくMVPとして記録される」とア・リーグMVP選出に太鼓判を押した。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏がホストを務めるポッドキャスト番組「フリッピンバッズ・ポッドキャスト」に出演したヒンチ監督。今季タイガースを率いて大谷と対戦したが、二刀流の攻略法について質問されるとお手上げの様子だった。

「対策? 不可能だよ。我々がアナハイム遠征したちょうどその後、週間MVPに選ばれたんだ。おそらく我々の責任だろう。彼は(タイガースとの)4連戦で本塁打を3、4本放っていた。同じ週に(先発投手として)6、7イニングを投げたのだから。週間MVPは疑いないものだったんだ」

 大谷は今季2度の週間MVPに選ばれたが、エンゼルスタジアムで大谷に無双を許したこともその一因と認めていたヒンチ監督。だが、デトロイトでも二刀流で蹂躙されたという。

「こっちに来た時も6、7イニングぐらい投げていたかな。(大谷は)9回までいけると個人的には思ったけれど、ジョー(エンゼルスのマドン監督)は交代させた。投球回数を考慮して、8回で降板していた。しかも、ライトスタンド上段に一本放っていたよ」

「ショウヘイ・オオタニのどこに反対できるのか私にはわからない」

 敵地でも本拠地でも大谷無双の犠牲となったヒンチ監督。今季ア・リーグMVP有力候補と米メディアで評されている大谷について「彼の活躍とポテンシャルを間近に見て、感銘を受けている。誰がMVPに選ばれるのか、大きな議論が起きていることも知っている」とした上で持論を展開している。

「ショウヘイ・オオタニのどこに反対できるのか私にはわからないんだ。ブラッドJr.(ゲレーロJr.)のことも好きだ。マーカス・セミエンのような素晴らしいシーズンを過ごした選手も他にいるかもしれないが、ショウヘイの成し遂げたことは全ての観点からもエリートのパフォーマンスだったことは、記録上に記されるべきだ。

 盗塁について言えば、どんな相手からでも2、3盗塁できる。シャットアウトなピッチングに関して言えば、94マイルから99マイルの圧倒的なスプリットの持ち主だ。パワーを求めるなら、ホームランを打ってしまう。実際のところ、同一シーズンに成し遂げられる人間は他に誰もいない。間違いなくMVPとして刻まれると確信しているよ」

 ブルージェイズで好調だったゲレーロJr.とセミエン両内野手の今季活躍も評価しながら、アストロズ、そして、タイガースの指揮官として二刀流の成長を目の当たりにしてきた知将は、大谷のMVP受賞に疑いの余地なしと主張していた。(THE ANSWER編集部)