コーセーのメイクアップイベント、同社の石井勲さんとの対談など実施

 日本スケート連盟のオフィシャルパートナーである化粧品大手「コーセー」が24日、「コンセプトストア Maison KOSE銀座」でメイクアップイベントを開催。ゲストにプロフィギュアスケーターの安藤美姫さんを招き、コーセーメイクアップアーティストの石井勲さんとの対談や、インスタグラムライブの配信を行った。

 石井さんは06年から、フィギュアスケーターのメイクアップをサポート。現役時代の安藤さんを振り返り、「メイクはフィギュアの世界観を高める表現の一つ。美姫ちゃんはメイクのこだわりが強く、世界観を体現するという意味で抜きんでた存在だと思った」と語った。

 競技選手時代から「メイクは芯を持ってやっていた」という安藤さんの代表作といえば、2010年バンクーバー五輪で見せたフリープログラム「ローマ」。クレオパトラを演じたプログラムでは「衣装を5つ用意し、メイクも自分で5種類考えた」と、「メイク番長」を自負するこだわりを見せた。

 今の日本のフィギュアスケート選手のメイクについては「テレビ映りはすごくきれいですが、正直、もうちょっと濃さが欲しい」とのこと。「フィギュアスケートはもともとテレビや雑誌(のカメラ)に向けて演技をするのではなく、会場にいる人に向けて演技をしています。広い会場の最上階にいる人にも、自分の表情や雰囲気が伝わるのかと考えると、やはり濃いメイクのほうが伝わりやすい。ですから私は、濃く、舞台メイクのイメージでやっています」

「メイクの面で注目しているフィギュアスケーターは?」という質問には「オオッ!? と思うのが小松原(美里=北京五輪アイスダンス代表)さん。アイスダンスの競技性もありますが、自分の見せ方を知っていますし、なおかつリンクの上で自分のキャラクターを演じるという意味で、ずば抜けていると思います」と語った。

 対談後のインスタライブでは、安藤さんの解説と石井さんの実演で「ローマ」のクレオパトラメイクを再現。イベント終了後、「これからもメイクとスポーツの新しい関係性を発信したい」と安藤さん。

「日本は今、トップの選手がたくさんいるので、人気のスポーツと捉えられます。ですが、私は野球やサッカーのように、競技そのものを観るために足を運んでくれる方はまだまだ少ないと思っています。フィギュアスケートのルールがわからなくても、美やメイク、音楽、衣装、ファッションに興味がある方が一人でも多く、フィギュアスケートというスポーツの美しさ、魅力を見るために会場に足を運んでくれるようになってほしい。そのために今後も裏方で動いていきたい」と、フィギュアスケートへの熱い想いを語った。

(THE ANSWER編集部)