大谷翔平のトレードに12球団が接触

 米大リーグ・エンゼルスは大谷翔平投手が残留することになった中、米敏腕記者が目玉トレードだった交渉の舞台裏についてつづっている。米紙「ニューヨーク・ポスト」が記事を掲載。他球団幹部の言葉として「彼は14か月後に出ていく」「二度と帰ってこないだろう」と伝えた。

 同紙で記事を執筆したのは、ジョン・ヘイマン氏だった。大谷の残留をいち早く報じるなど、敏腕記者として知られている。今回は「他球団の幹部がエンゼルスのショウヘイ・オオタニのトレード戦略に疑問『二度と戻ってこない』」の見出しで記事を掲載。こうつづっている。

「ショウヘイ・オオタニのトレードのチャンスは全くなかった。エンゼルスのオーナー、アート・モレノがオファーを聞きさえしなかったためだ」「パドレスは状況を聞いた12球団以上の中の一つで、異なるシナリオをオファーした。ヤンキースもそうだ。しかし、エンゼルスはいずれも真剣に考えることはなかった」

 12球団が大谷獲得に動いたが、エンゼルスのオーナーは聞き耳を持たなかったという。記事では「モレノは幹部たちに、マイク・トラウトとアンソニー・レンドンが怪我している最中にオオタニをトレードすることはできないと伝えた」と説明。主砲2人を欠く中で打線の中心に立つ大谷まで失うことはできなかったようだ。

他球団幹部「エンゼルスはトレードを真剣に考えるべきだった」

 さらに「しかし、エンゼルスはリセットが必要だろう」と再建の必要性を説き、その上で「トラウトにはトレード拒否条項があり、取引が難しい。レンドンが怪我に次ぐ怪我でほぼトレード不可能だ」と強調。大谷を放出するしかないようで、ナショナルズから15年総額4億4000万ドル(約594億円)という大型契約の残留オファーを断り、パドレスに移籍したフアン・ソトを引き合いこう記した。

「オオタニはフアン・ソトと同様の見返りをもたらすだろう。自分のチームにいた場合は難しい判断になるだろうが、エンゼルスはトレードについてより真剣に考えるべきだったと他球団の幹部は考えているようだ」

 大谷なら金銭面でエンゼルスに恩恵をもたらすことを指摘。続けて「一人の他球団幹部は『14か月後に彼は出ていく。そして一度外に出れば、二度と帰ってこないだろう』と予想していた」と伝えている。

(THE ANSWER編集部)