10号本塁打は今季自己最長の141m…放送席は大騒ぎ

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場し、今季初の1試合2本塁打、4安打を記録した。特に8回に放った中越えの141メートル弾は今季自己最長の一発。ドジャース専門局の放送席は「はるか彼方へ」「異世界の、比類なきショウヘイ」とあらん限りの賛辞でこの本塁打を伝えている。

 8回先頭で打席に立った大谷は、左腕ミンターの直球をとらえて中堅左へ運んだ。打球はスタンド中段まで伸び、飛距離は実に464フィート(約141.5メートル)を記録。大谷にとっては今季自己最長、更に2015年にスタットキャストの計測が開始されて以降、ドジャースタジアムでは歴代3番目の大アーチだった。

 これをカリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」はあらん限りの賛辞を並べて伝えた。実況のジョー・デービス氏が「左中間へかっ飛ばした! ショウヘイ・オオタニ! はるか彼方へ! 464フィートのホームラン。1日に4安打。異世界の、比類なきショウヘイ・オオタニ!」と絶叫。

 続けて解説を務めるドジャースOBのオーレル・ハーシュハイザー氏は「これまでほんのわずかな人しか行ったことがないところまで行きましたね。遠く、遠くへ行きました」と、かつてマウンドに立った立場からしても信じられない様子で言葉をつむいだ。

 さらにデービス氏が「右打者でもあそこまで飛べば唖然とするものですが、左打者が左中間にですよ!」と続け、ハーシュハイザー氏も「向かい風ですよ」「時速20〜25マイルぐらいの風がライト方向に向かって吹いていました。そこに向かって打ちましたよ」と、風をものともしない大谷のパワーに半ばあきれた様子だった。

(THE ANSWER編集部)