国内ツアー・ヨネックスレディス最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・ヨネックスレディス最終日が2日、新潟・ヨネックスCC(6339ヤード、パー72)で行われ、2位と1打差の単独首位で出た25歳の新垣比菜(ダイキン工業)が通算14アンダーで6年ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。

 追われる立ち場で戦い抜いた。新垣は出だしの1番でバーディー。2番でボギーを叩いたが、3、4番の連続バーディーで抜け出した。小雨の中でのプレーを強いられ、6番はボギー。同組の穴井詩が迫る中、12番でも1つ伸ばし、2打差をつけた。雨脚が強まり、3打差で最終18番パー5に突入。第1打、第2打ともに冷静にフェアウェーを捉え、3打でグリーンに乗せた。

 約1メートルのウィニングパットを決めると、肩をすくめながら満面の笑み。涙を流すキャディーと喜びを分かち合い、自身の目にも光るものがあった。

 新垣は逸材の多い1998年度生まれの黄金世代。アマチュア時代からツアーで活躍し、19歳だった2018年4月にツアー初優勝を果たした。プロ転向後の黄金世代では一番乗り。しかし、コロナ禍で統合シーズンとなった20-21年は賞金ランク64位でシード権を喪失した。今季は最終予選会13位の権利で出場を続けてきたが、3戦連続予選落ちを2度喫するなどメルセデス・ランクは66位だった。

 穴井、高橋彩華、蛭田みな美が11アンダーの2位。10アンダーの5位に宮里美香、桑木志帆、全美貞、森田遥が続いた。

(THE ANSWER編集部)