帝国データバンク大阪支社は5日、近畿2府4県の6月の倒産件数が前年同月より増え、比較可能な2000年以降で最長となる21カ月連続で、前年同月を上回ったと発表した。1〜6月の倒産件数は前年同期より約27%増の1238件だった。

 コロナ関連の支援策の縮小や、物価高、人手不足などが響いている。倒産件数はコロナ禍前(19年1〜6月に1015件)より多い水準になっている。

 また、東京商工リサーチ関西支社も同日、倒産件数について発表。飲食業界の倒産が目立ち、24年1〜6月は180件と、リーマン・ショックの影響のあった09年同期の178件を上回った。2000年以降では過去最多だった。