視覚障害者の会、今年も阿波踊りへ 亡き先輩の遺志胸に

視覚障害者の会、今年も阿波踊りへ 亡き先輩の遺志胸に

 街が踊り一色に染まる徳島市の阿波踊りに毎年、視覚障害者や盲導犬、介助人らがつくる「ハーネス連」が参加している。一昨年、連のリーダーが交通事故に遭い、一緒にいた盲導犬とともに命を落とした。その遺志を継いだ連のメンバーら約100人は、12日に開幕する今年の阿波踊りでも力強く踊りを披露する。

 8日夜、徳島文理大学(徳島市)内の路上で、「徳島の盲導犬を育てる会」らでつくるハーネス連の練習があった。ハーネスとは盲導犬が体につける胴輪。鉦(かね)や太鼓が響く中、盲導犬を連れた視覚障害者が先頭で踊り、介助人や仲間の学生らが後に続く。

 「ヤットサー、ヤットサー、踊りはハーネス!」。道の中央でマッサージ師の鶴野克子さん(52)がハーネスを持ち、右手を上げて笑顔で踊った。2歳の盲導犬ディアは今年が初挑戦。道路の端を歩くように訓練されており、端に寄りたがる。それでも鶴野さんのそばで、少しずつまっすぐ進めるようになった。

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