秋篠宮妃紀子さまは26日、能登半島地震で被災した石川県の金沢大学(金沢市)などを訪れ、被災者のために活動した学生ボランティアや医療従事者らをねぎらった。

 紀子さまは、より被害が深刻だった同県輪島市や珠洲市から親元を離れて集団避難した中学生らを学習面などでサポートした金沢大生らと懇談。「一人ひとりの子どもたちの支えになると思います」「これからも支援を続けてください」などと励ました。

 その後、総裁を務める社会福祉法人恩賜(おんし)財団母子愛育会の活動の一環として、妊産婦や新生児が2次避難している県の施設を訪れ、運営にあたる助産師の活動に感謝を伝えたほか、避難生活を余儀なくされている子どもたちに持参した絵本を読み聞かせるなどしたという。(力丸祥子)