第18回朝日アマチュア囲碁名人戦佐賀県大会(日本棋院県支部連合会、朝日新聞佐賀総局主催)が19日、佐賀市の日本棋院佐賀中央支部であった。中学生から80代までの24人が参加し、鹿島市の鹿島高1年、樋口駿さん(16)が優勝した。7月に日本棋院東京本院である全国大会に県代表として出場する。

 樋口さんは中学1年で歴代最年少優勝を果たした2021年以来、2度目の優勝。決勝では、昨年まで2連覇していた武雄市の橋口正さん(67)を破った。樋口さんは「ぎりぎりの対局もあって疲れた。全国大会では一つでも勝てるように頑張りたい」と話した。

 県支部連合会の棋士、吉岡薫さん(64)は「樋口さんは若く伸び盛り。全国大会では伸び伸びと打ってほしい」とエールを送った。(小陳勇一)