金融機関からだまし取った法人口座で投資詐欺の被害金を資金洗浄(マネーロンダリング)していたなどとして、大阪府警は21日、資産運用会社の関係者らのグループのうち11人を詐欺や組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 グループは約500のペーパー会社を設立し、約4千件の法人口座を開設していたとみられる。府警は、特殊詐欺など「匿名・流動型犯罪」を含めた犯罪収益の資金洗浄を幅広く引き受けていた可能性があるとみて実態解明を進める。