岐阜県各務原市の木曽川右岸の河川区域内に市は、新たな公園を整備する。約2ヘクタールの敷地に、日帰りのグランピング施設やモトクロスバイクが楽しめる「BMXパーク」などができる。オープンは12月の予定。

 市は、民間のノウハウやアイデアを生かすため、公園の公募設置管理制度(パークPFI)を活用。商空間プロデュース企業「スペース」(東京都中央区)などが設立した「各務原トライアングル共同企業体」が選ばれた。事業費は約2億4800万円。

 名称は「木曽川前渡(まえど)南公園」で、公園内は「BBQ」「遊具」「BMX」の三つのエリアに分かれる。自然を感じながら地元産の野菜が味わえるBBQエリアには、日帰りのグランピング施設ができる。

 また、県内では珍しいモトクロスバイク専用のBMXパークのほか、遊具やドリンクスタンドなどが設けられる予定。木曽川河川敷にはサイクリングロードもあり、年間20万人の集客を見込む。

 浅野健司市長は「基本計画ができてから10年になる。さまざまな見直しを経て、ここまできた。特色ある施設でにぎわいを創出できれば」と話した。(松永佳伸)