紅花の生産が盛んな山形県白鷹町で6、7日、紅花まつりが開かれる。まつりにあわせて町内の飲食店などで提供される「紅ランチ」の発表会が、1日にあった。

 紅ランチは毎年提供されており、今年は、温泉施設「パレス松風」とイタリア料理「SIATTACA(シャッタカ)」の2店。

 パレス松風であったランチの発表会で、参加者は和食ランチを試食した。メニューは紅花の新芽を使った「山菜と紅花干しの土佐煮」や、「紅花ごはん」など。参加者は「煮物がやわらかく煮えている」などと楽しんでいた。

 紅ランチは7月末まで、1食税込み2500円。2人以上からで、2日前までに予約が必要。問い合わせはパレス松風(0238・85・1001)とシャッタカ(0238・85・0910)。

 紅花は、夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)」のころに最初の花を咲かせ、その後、次々と花をつけることから「半夏一輪(ひとつ)咲き」と言われる。

 紅花まつりは6、7日、町役場のあるまちづくり複合施設などで開かれる。切り花の販売や紅花染め体験がある。13〜15日には、中山地区の約1.4ヘクタールの紅花畑で風鈴まつりも開かれる。(大谷秀幸)