財務省の公文書改ざん問題の経緯を記した「赤木ファイル」について、自民党の中谷元・元防衛相は23日、谷垣グループの会合で「真摯(しんし)に受け止め、(公文書改ざんが)二度と行われないようにすると同時に、この問題を明らかにしていく必要がある」と述べた。財務省の対応に与党からも厳しい声が出た。

 赤木ファイルは、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)が、学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんの経緯を記した518ページの文書。国が22日遺族側に開示した。

 中谷氏は公文書改ざん発覚から4年が経過して開示されたことについて、「こういった行政の態度は国民の期待に反する。行政は国民のための行政であり、事実は事実として公表し、正直に、素直に仕事をしないと行政の信頼が失われてしまう」と指摘。その上で、「当時の財務省がどうであったのか、誰がどのような指示をして、どのように改ざんしたのか。これはもっともっと明らかにしておかないと、ただすことができない」と訴えた。

 野党などは再調査を求めているが、麻生太郎財務相は「考えていない」と否定している。(笹井継夫)