20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に3選を目指して立候補する現職の小池百合子氏(71)が18日午前、オンラインで記者会見し、公約を発表した。「もっと!よくなる!『東京大改革3.0』」と題し、2期8年の都政をさらに発展させると述べた。

 公約では、めざすべき都市像として「セーフ・シティ」「ダイバー・シティ」「スマート・シティ」の三つを据えた。

 「セーフ・シティ」としては、マンション防災の強化や木造住宅密集地域の解消促進、無電柱化などを進めるとした。ミサイル到来に備えたシェルター整備などの推進も盛り込んだ。

 「ダイバー・シティ」では、少子化対策として「無痛分娩(ぶんべん)」費用への助成制度の創設や、保育料の無償化の対象を第2子から第1子に拡大することなどを主張した。女性活躍も進めるとした。都独自の認知症専門病院や介護職員昇給制度などの構築も進めるとした。

 「スマート・シティ」では、起業支援や行政のDX化推進などを盛り込んだ。