7月末に開幕するパリ五輪で水球男子の日本代表に内定した、山形市出身の鈴木透生(とうい)選手(24)が4日、県庁に吉村美栄子知事を訪ね、大会への意気込みを語った。

 鈴木選手は山形市立第一中を卒業後、強豪で知られる埼玉県内の私立高を経て、日体大に進んだ。2021年の東京五輪に続き、2度目の五輪となる今回は主将として代表入りを果たした。

 県庁を訪れた鈴木選手が「ベスト8を突破したい」と抱負を述べると、吉村知事が「これまでの実績をもとに力を存分に発揮して欲しい」と激励した。

 面会後、報道陣の取材に応じた鈴木選手は「山形人は粘り強さがあると小学校時代から教わってきた。最後まで諦めず、泥臭いプレーでチームに貢献できたら」と話した。(高橋昌宏)