中国国営中央テレビは19日、中国軍が「情報支援部隊」を新設したと報じた。北京での発足式には中央軍事委員会主席を兼ねる習近平(シーチンピン)国家主席が出席し、「現代戦の要求にかなうサイバー情報システムを作り上げる」と訓示した。

 習指導部は2035年までに軍の現代化を実現するとの目標を掲げており、サイバー・情報分野を重視する姿勢を示す。弾道ミサイルなどを運用するロケット軍の15年の新設や16年の戦区への再編以来の規模の再編とみられる。