消防隊員の声、集めてつくった新サプリ 熱中症予防のカプセル剤

朝日新聞(地域)6/20(金)10:15

消防隊員の声、集めてつくった新サプリ 熱中症予防のカプセル剤

塩分補給サプリを協力して開発し、包括連携協定を結んだ佐藤薬品工業の佐藤雅大社長(右から2人目)、奈良県広域消防組合の徳永達也消防長(同3人目)ら=2025年6月17日、奈良県橿原市内膳町1丁目、伊藤誠撮影

 佐藤薬品工業(奈良県橿原市)は、暑さ対策の塩分補給サプリメントを新開発した。常に熱中症のリスクと隣り合わせで活動する奈良県広域消防組合の消防隊員らから意見を聴き、経口補水液と同等のミネラルを補給できるカプセル剤となった。

 同社は昨年10月から、消防隊員のヒアリングを開始。「出勤前、手軽に摂取できる」「服用後に不快感が残らない」など要望の声が寄せられ、開発に取り組んだ。

 サプリはナトリウムやカリウム、ブドウ糖、クエン酸などが配合され、水で服用するので水分補給を忘れずに済むという。運動や作業量に応じて摂取量の調節がしやすいのも特徴だ。消防隊員など激しい運動量・作業量が想定される人は1回6カプセルで、1日の摂取量の目安は18カプセル。

 7〜9月にこのサプリを同消防組合の約200人に使ってもらい、モニター調査を実施。得られたデータを元に製品をブラッシュアップし、来春に正式販売を始める予定だ。

 同社と同消防組合は6月17日、橿原市内で熱中症対策を含む包括連携協定を締結。同社の佐藤雅大(まさひろ)社長は「本製品を通じて社会全体の熱中症予防への意識向上に貢献したい」、同消防組合の徳永達也消防長は「消防隊員も熱中症になるので、リスクが大幅に低減されるものと期待する」と話した。

 サプリは、働く人たち向けの「CrewSupport」、ファミリー向けの「RED―Q」の2種類の商品名・パッケージを試験的に用意した。サプリの成分は同じだ。

 また、7月1日から「さとやくオンラインショップ」(http://www.satoyaku.jp)で先行販売も行う。ともに30カプセル入りで税込み990円。(伊藤誠)

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