大きく甘く、暑さにも強い「やまがた紅王」もっと知って 県が見学会

朝日新聞(地域)6/20(金)11:00

大きく甘く、暑さにも強い「やまがた紅王」もっと知って 県が見学会

たわわに実った「やまがた紅王」=2025年6月19日、山形県東根市、斎藤徹撮影

 山形県が生んだサクランボの新品種「やまがた紅王」をPRしようと、企業経営者や著名人ら「やまがた紅王応援大使」を招いた園地見学会が19日、東根市で開かれた。大使たちは、収穫のピークを迎え500円玉ほどの大きさに育った真っ赤な実に歓声を上げた。

 やまがた紅王は、主力の「佐藤錦」を継ぐ品種として県が1997年から開発を始め、2023年に本格デビューした。果実は大玉で糖度は佐藤錦並みの甘さがある。果皮や果肉がかためのため日持ちがよく、暑さにも強いとされる。

 県から委嘱を受けた大使12人は、石黒亮・東北農林専門職大准教授から開発の歴史についてレクチャーを受けた。その後、東根市のサクランボ畑を見学し、試食した。

 県農林水産部によると、佐藤錦は今年、収穫量が少ない一方、やまがた紅王は順調に結実し品質も良好という。

 園主の岡田健祐さん(31)は「こんなにたくさん実がなってびっくりしている。来年以降はもっと栽培面積を増やしていきたい」と話した。

 大使の一人、シンガー・ソングライターの新田そらさんは「1粒でぜいたく感を味わえる。多くの人においしさを広めたい」と話した。(斎藤徹)

     ◇

 山形県の新品種のサクランボ「やまがた紅王」が19日、県から山形市立西山形小学校の児童56人にプレゼントされた。児童たちは大きな実を口いっぱいにほおばった。

 山形のサクランボ栽培150年を記念して、県内全230の小学校の全児童に配られる。

 19日は給食の時間に合わせ、吉村美栄子知事が6年生の教室を訪問。児童に1粒ずつ渡した後、「紅王はあなたたちが生まれる前から県が開発してきたサクランボです。おいしい紅王を食べて、山形をもっと好きになってくれたらうれしいです」と語った。

 安達大雅さん(11)は「初めて食べたけど、めっちゃ大きくてめっちゃおいしい。もっと食べたい」と笑顔を見せた。

 その後、吉村知事と山形の未来について話し合い、「おいしいものがたくさんある山形になったらいい」「自然が多いので、将来は緑がたくさんあるカフェを開きたい」などの夢を披露した。(斎藤徹)

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