WEC世界耐久選手権とELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの運営組織であるLMEM(ル・マン・エンデュランス・マネジメント)は1月5日、新たなCEOにフレデリック・ルキアンが就任すると発表した。

 2012年の現行WEC設立時からCEOを務めていたジェラール・ヌブーは、2020年末をもって職を離れることが発表されていた。ルキアンがヌブーの後を継ぐことになる。

 48歳のルキアンは、2005〜2011年にダカールラリーの副ゼネラルマネージャー兼スポークスマンを担当した後、シルクウェイ・ラリーをオーガナイズするマーケティング&イベント会社を設立している。

 ルキアンはまた、2002〜2005年まではユーロスポーツ・インターナショナルのプロジェクトマネージャーを務め、FIA GT選手権やヨーロッパ・ツーリングカー選手権を含むLGスーパーレーシング・ウイークエンドのイベントでホスピタリティ面を指揮していた。

「LMEMに参加できることは誇りであり光栄だ」とルキアンは述べている。

「WECとELMSはどちらも世界中に知れわたるチャンピオンシップだ。我々は、ファクトリーチームとプライベートチームをこれからも惹きつけるつもりであり、今日と将来の課題に対応する準備ができている」

 ルキアンのCEO初年度には、LMHル・マン・ハイパーカーのデビューと、コストが削減された通常より短い6ラウンドのシーズンが待ち受けている。

 彼はまた、ACOフランス西部自動車クラブと北米のスポーツカーレースを統括するIMSAとの間における、新たなプロトタイプ規定(LMDh)のコンバージェンス(収斂)に関与する準備を整えている。

「ACOとLMEMを代表して、フレデリック・ルキアンを温かく歓迎する」とACOのピエール・フィヨン会長は述べている。

「これは耐久レースの世界にとって素晴らしいニュースだ。モータースポーツで20年の経験を持つフレデリックは、このポジションに貴重な専門知識をもたらしてくれる」

 FIAエンデュランス・コミッティのプレジデントであるリシャール・ミルは、「ルキエンが新たな新たな役割を果たしてくれることを願っている」とコメントしている。

「2021年は多くの点で、このスポーツの新章となる。新たなマネジメントが指揮を執ることによってWECはますます強力なものになると、私は確信している」

 なお、前任者であるヌブーは現在、ル・マンEスポーツ・シリーズのCEOを務めているほか、LMDhのコンバージェンス・プロセスにおいてコンサルティングの役割も果たしていると見られる。