F1第6戦アゼルバイジャンGPでタイヤのトラブルが続いたことに、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは不安を覚え、次は誰に問題が発生するのかと気が気でなかったという。

 バクーでの51周のレースにおいて、タイヤトラブルによる2回のクラッシュが起きた。1回目は、29周目、ベッテルのチームメイトであるランス・ストロールのタイヤがパンク、ストロールは激しくクラッシュした。

「(最初は)何が起きたのか分からなかった」とベッテルはレース後に語った。

「彼がターン19の外側のウォールにぶつかったのかもしれないと思ったが、次のラップでそこを通りかかった時、その痕跡はなかった。チームから、ランスは大丈夫だという知らせが来た。奇妙な事故だった」

 ベッテルは、ストロールの事故は何らかの原因で起きた不運な出来事だったのだろうと推測した。しかしレース終盤、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがウォールに激突、多数のデブリが散らばる現場を通りかかった時、ベッテルの懸念は大きくなった。タイヤの安全性について不安になったのだ。

「マックス・フェルスタッペンもクラッシュした。それで、『次は誰に起こる?』という心配が芽生えてきた」

「起こってはならないことだ。調査が必要だ。事故は最悪の場所で起きた」

「最悪の事態になる可能性があった。あそこでは時速300km以上で走っているし、ピットレーン入口にはウォールがある」

 ピレリは初期調査の見解としては、デブリによるパンクであるとの推測を示し、詳細な調査結果は後日発表するとしている。

 4度の世界チャンピオンであるベッテルは、幸いアクシデントに見舞われることなくレースを完走し、2位でチェッカーフラッグを受けて、アストンマーティンに表彰台をもたらした。