6月18〜20日、イタリアのモンツァで開幕する2021年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権。今季から新たにGT3規定を採用し、まったく新たなスタートを切ることになるシリーズだが、開幕の舞台となるモンツァからわずか80kmという距離にファクトリーを構えるAFコルセ代表のアマト・フェラーリは、DTMデビュー戦に向けて期待を寄せた。

 2020年までBMWとアウディが争っていたDTMは、2021年からレースフォーマットに大きな変更は加えないものの、車両規定をGT3カーに変更した。これにともない新たなエントラントも増えているが、レッドブルとコラボレーションしたAFコルセもそのひとつだ。

 WEC世界耐久選手権やGTワールドチャレンジ・ヨーロッパをはじめ、世界中のGTE/GT3レースでフェラーリを走らせているAFコルセは、2021年に2台のフェラーリ488 GT3をDTMにエントリーさせ、アルファタウリカラーの一台は元F1ドライバーのアレクサンダー・アルボンと、日本でもお馴染みのニック・キャシディが交代で、レッドブルカラーの車両は期待若手であるリアム・ローソンが走らせる。

 そんな新シーズンの開幕戦の舞台は、イタリアのモンツァだ。ピアチェンツァに構えるAFコルセのファクトリーからわずか80kmという距離にあるコースでチームは新たなシリーズにデビューする。この開幕戦を前に、AFコルセ代表のアマト・フェラーリは、DTM.comのインタビューに対し、「イタリアからDTMの歴史をスタートさせることは非常に印象的だ」と語った。

 自身もドライバーとして活躍し、1995年にAFコルセを立ち上げたアマト・フェラーリは、「モンツァでは素晴らしいショーが期待できるだろう」と語る。

「DTMは世界最高のプラットフォームのひとつだ。メーカー、ドライバー、チーム、サーキットと、複数の要素がうまく組み合わされているシリーズだからね」とフェラーリ。

 また、アルボン、キャシディ、そしてローソンという3人に対しては「我々のドライバーは、いずれも素晴らしいドライバーだ。彼らは本当のプロフェッショナルであり、チームスピリットに合っている。彼らをチームに加えることができてうれしく思うよ」と評している。

「DTMは我々にとって新しいレースフォーマットになるが、我々はレースごとに複数のドライバーをオーガナイズすることに慣れているからね。DTMはそれぞれのドライバーの好みに合わせることができる」

 DTMデビュー戦に向けアマト・フェラーリは、「我々は最善を尽くし、シーズンでなるべく多くの勝利と表彰台を得たいと考えている。モンツァでは重要なポイントを得る、素晴らしいスタートを狙っているよ」と明確に目標を語った。