7月30日、世界三大耐久レースのひとつに数えられるトタルエナジーズ・スパ24時間レースのスーパーポールがベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、ラファエル・マルチェッロ駆るメルセデスAMG・チーム・アッカASPの88号車メルセデスAMG GT3(マルチェッロ/ダニエル・ジュンカデラ/ジュール・グーノン組)がポールポジションを獲得した。

 29日(木)に行われた予選と同日のウォームアップに続いて実施されたスーパーポールは、予選上位20台に入ったマシンが31日(土)にスタートを迎える決勝のトップ20グリッドを決定する最終予選にあたるもの。

 3〜4名のドライバーの平均ラップが採用された前日の予選とは異なり、マシン1台に対して1名のドライバーがノミネートされ、各車2度のフライングラップのベストタイムでグリッド順位を決める。出走は予選20番手からで1台ずつ、60秒ごとにコースインしていく。

 迎えたセッションは気温19.2度、路面温度24.2度、曇り空の中に夕日が差し込むなか小雨も混じる“スパらしい”コンディションで定刻19時50分にスタート。ドライ路面のトラックに、まずはウィンワード・レーシングの57号車メルセデスAMG GT3が出ていった。

 シルバーカップ・エントリーのメルセデスはフィリップ・エリスのドライブで2分19秒618をマークするも、直後にアタックに入ったベン・バーニコートの38号車マクラーレン720S GT3(Jota)に交わされる。タイムは2分18秒597だ。

 セッション中盤、9台のマシンがアタックを完了するなか、トップは依然として38号車マクラーレン。これにフェリペ・フラガの89号車メルセデスAMG GT3(アッカASP)、ジャック・アイトケンの114号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(エミル・フレイ・レーシング)が続く。

 残り時間13分を切ったところでリカルド・フェラー駆る14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(エミル・フレイ・レーシング)が2分18秒561というタイムを刻みタイムシートの最上段を奪う。直後、ミルコ・ボルトロッティがドライブする63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(オレンジ1・FFFレーシングチーム)が2分18秒252でトップに。これでランボルギーニ勢がワン・ツーとなる。

 スーパーポールに残った2台のBMWの内の1台、シェルドン・ファン・デル・リンデの34号車BMW M6 GT3(ワーケンホルスト・モータースポーツ)が2分18秒590を記録して3番手に食い込む。予選3番手の66号車アウディR8 LMS(マッティア・ドルディ/アウディスポーツ・チーム・アテンプト)はマクラーレンを上回れず5番手。

 この直後にフィニッシュラインを通過したマーロ・エンゲル駆る4号車メルセデスAMG GT3(メルセデスAMG・チームHRT)は、ランボルギーニ勢の間に割って入る2分18秒418をマークした。

 最後に登場した暫定ポール車、マルチェッロ駆る88号車メルセデスは圧巻のタイムを披露。出走した20台の内、唯一2分18秒を切る2分17秒949を記録し、2年連続となる決勝のポールポジションを確定させてみせた。

 前日の予選で暫定2番手となった59号車アストンマーティン・バンテージGT3(ガレージ59)は、ニッキー・ティームのドライブで2分18秒418を記録した。同車はこれにより3番手グリッドを得ていたが、ピットアウトのタイミングが0.25秒遅れたことにより0.75秒のタイム加算ペナルティが下り、8番手からのスタートとなっている。

 週末にかけては雨予報が出ておりウエット路面でのレースが予想される今年のスパ24時間。その決勝レースは31日土曜16時30分(日本時間23時30分)にスタートが切られる予定だ。