5月25日、TOYOTA GAZOO Racing（TGR）は来月10日（土）から11日（日）にかけて、フランスで開催されるWEC世界耐久選手権第4戦『ル・マン24時間レース』100周年大会に向けて“ル・マン特設サイト（https://toyotagazooracing.com/jp/wec/special/2023/24h-lemans/）”をオープンした。

　TGR公式サイト内に開設された特設サイトでは、ル・マン6連覇を狙う2台のトヨタGR010ハイブリッドや、トヨタの歴代ル・マン参戦車両が描かれたキービジュアルが公開されている。また2018年から大会5連覇を達成してきた5台の優勝車両が、初めてサルト・サーキットに会した記念写真や、レースウイーク中に開催されるイベントについて紹介されている。

■中嶋一貴、ブルツによるデモランが決定

　前述の記念写真は今週初め、ACOフランス西部自動車クラブからの働きかけにTGRが応じて実現したものだ。100周年という記念すべき節目を迎えるル・マン24時間レースの地に、2018年から2020年にかけて3連覇を果たしたトヨタTS050ハイブリッド、2021年と2022年大会を制したGR010ハイブリッドの計5台が一堂に会した。

　これらの優勝車両は、6月1日から7月2日まで、サルト・サーキットに隣接するル・マン博物館で展示される。また2018年と2022年の優勝マシンは、6月10日に開催されるセンテナリーパレードにてサーキットを走行予定だ。ドライバーは元トヨタWECチームドライバーのアレックス・ブルツと中嶋一貴TGR-E副会長が務める。

　さらに、6月10日（土）のレース開始前には水素エンジン車両のORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptがサルト・サーキットでデモンストレーション走行を実施する予定となっている。

　この他にも、TGRはセンテナリー・ビレッジおよび、ACOファンゾーンにおいてブースを出展し、日本のカーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みを紹介。1991年に『マツダ787B』で日本車初のル・マン制覇を達成したマツダとともに行うテーマ展示『Japan Endless Discovery』では、モータースポーツ参戦における数々の挑戦で鍛え上げられてきた車両技術を搭載したコンセプトカーの展示が決定している。

■神奈川と静岡でPVイベントを開催

　日本ではル・マン24時間を戦うトヨタチームに声援を送るパブリックビューイングも開催予定だ。6月11日（日）にはトレッサ横浜（神奈川県）南棟1Fセンターガーデンで、6月10日〜11日には裾野市生涯学習センター（静岡県）においてライブビューイングイベントが実施される。

　また、特設サイトでは6月8日（木）に行われる予選ハイパーポール、および6月10日（土）日本時間23時スタートの決勝中、トヨタGR010ハイブリッド7号車と8号車の車載カメラ映像が生配信されることがアナウンスされている。

●TOYOTA GAZOO Racingル・マン24時間レース特設サイト：https://toyotagazooracing.com/jp/wec/special/2023/24h-lemans/
●TGR GT Cup 2023特設サイト：https://toyotagazooracing.com/jp/e-motorsports/join-entrant/2023/