2024年F1第8戦モナコGPのフリー走行2回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)となっている。角田裕毅(RB)は11番手だった。

 気温20度、路面温度32度というコンディションで、現地時間17時にセッションがスタート。雨は降っていないが、レースコントロールが発表したセッション中の降水確率は20%だ。序盤から全車がコースに出ており、FP1の序盤にミディアムタイヤを履いていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、RBの角田とダニエル・リカルドはここでハードタイヤを履き、それ以外の16台はミディアムで走行した。

 序盤にトップに立ったのはルクレールで、タイムは1分11秒573。0.957秒差でハミルトンが2番手につけるが、チームメイトのジョージ・ラッセルは、ターン11(ヌーベルシケイン)で「ブレーキング時のバイブレーションがひどい」と訴えている。ハード勢ではフェルスタッペンが1分12秒723で3番手だが、「カンガルーのようにジャンプしている」と無線で報告しており、まだまだ本調子ではないようだ。

 開始から20分が経過し、各車一度ピットに戻る。ソフトタイヤに交換し、早々に予選練習に取り組んだ。ここでもトップに立ったのはモナコで2回のポールポジションを獲得しているルクレールで、1分11秒573、1分11秒278と自身のマークしたトップタイムを次々に更新し、2番手フェルスタッペンにこの時点で0.5秒の差をつけた。レッドブルはセルジオ・ペレスも苦労しており、「ターン3(マスネ)の入り口が見えない」というほどマシンが揺れていた。フェルスタッペンはその後ターン7の出口でタイヤをウォールにぶつけており、ピットに戻った。

 一方角田やリカルド、ピアストリはミディアムに履き替えており、キック・ザウバー勢は2セット目のミディアムを投入。ピアストリが9番手、ロングランに取り組むRBは角田が11番手、リカルドが15番手につけていた。

 セッション終盤は各車ユーズドタイヤに履き替えロングランに専念。トップ3は変わらずルクレール、ハミルトン、アロンソのまま終了し、4番手以降はフェルスタッペン、ノリス、サインツ、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ペレス、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ラッセルとなっている。RBはこのFP2でソフトタイヤを使わず、角田が11番手、リカルドが16番手だった。