ラヘル・フレイ、ミシェル・ガッティン、サラ・ボビーという3名の女性ドライバーの布陣で『クラウドストライク・スパ24時間』に出場予定だったアイアン・デイムスが、83号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2のエントリーを取り下げた。

 これは先週、アメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレンで行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のイベントで、同チームからGTDクラスに出場したボビーがクラッシュを喫したあとに決定された。ボビーは、100周年の記念大会として6月29〜30日に決勝レースが行われるスパ24時間に、レギュラードライバーであるフレイ、ガッティンとともにブロンズカップに出場する予定だった。

 IMSAの6時間レースの決勝後半に激しいクラッシュを喫したボビーは地元の病院に搬送され、経過観察のためにひと晩入院したものの大事なく月曜日には退院し、アメリカから母国のベルギーに戻っている。しかしチームは、今週火曜日にスパ24時間へのエントリーを取りやめたことを明らかにした。

「大変心苦しいが、残念ながらアイアン・デイムスは今週のスパ24時間からの撤退を発表する」とチームは声明で述べている。

「先週末のワトキンス・グレンでのアクシデントの後、サラ(・ボビー)は必要なチェックを受けるために病院に運ばれ、無事であることが確認された。しかし我々は、彼女が回復する時間を確保するため、レースを欠場することにした」

「今週サポートしてくれたマーシャルとメディカルスタッフに感謝したい。皆さんのサポートは本当に基調だ」

 このエントリー撤回により今週スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第4戦の出場台数は67台から66台に減少し、ブロンズカップのエントリーは20台となっている。