エアキャップやエアスカーフなど日本の四季を通じて快適に楽しめる装備も充実し、カブリオレの後部座席で初となるヘッドエアバッグを装備するなど、高い安全性も誇る新型『CLE200カブリオレ・スポーツ(ISG搭載モデル)』が上陸。現状、ブランド唯一のカブリオレとして6月25日より発売開始となっている。

 それまでの“C”と“E”の間を埋めるように、完全ブランニューモデルとして誕生したメルセデス・ベンツの新型クーペ『CLE』に、スポーティなエクステリアとエレガントなインテリアを併せ持つオープントップモデルが追加された。

 遮音性と耐候性に優れたアコースティックソフトトップは60km/h以下であれば20秒以内に完全電動で開閉操作ができ、室内のノイズレベルを大幅に抑制し、クローズ状態では室内の高い静粛性を実現。

 キャビン内へ風の巻き込みを低減するフロントウインドウ上縁のウインドウディフレクターと、後席後ろのドラフトストップより構成されるエアキャップや首元を温めることができるエアスカーフにより、外気温が低い時のオープンエアドライブをより快適に過ごすことが可能となる。

 さらに安全性の面でも、強化されたボディシェル構造によりオープントップモデルでも高いレベルの安全性を備え、剛性の高いAピラーにより万が一の横転の際にも生存スペースを確保。さらにメルセデス・ベンツのカブリオレで初めて、後部座席に新しくふたつの独立したヘッドエアバッグを採用し、衝突の影響を軽減するPRE-SAFE機能とこのエアバッグにより乗員を保護する。

 インテリアでは12.3インチと11.9インチの高解像度ディスプレイがコクピットを先進的かつ機能的に引き締め、中央のメディアディスプレイはソフトトップ開放時に日光の差し込む向きが変わることで生じる光の反射を防ぐため、傾きを電動で調整する機能を備える。

 さらに『CLE』専用に開発されたスポーティな一体型スポーツシートは、標準でレザーARTICO(ブラック)、オプションで4色の本革内装を用意。本革内装(レザーエクスクルーシブパッケージ)を選択した場合は、運転席・助手席のマルチコントロールシートバックパッケージやシートヒーター機能を含むシートベンチレーターも装備され、この本革シートには夏場に熱くなりすぎないよう太陽の赤外線を反射する特殊コーティングも施される。

■瞬時に減衰力を高められるスポーツサスペンションを標準装備

 さらに学習能力や使い勝手を高めた第3世代のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)も搭載し、ドライバーの操作負担を軽減するルーティン機能や、予測提案を行うゼロレイヤーなど新時代の室内環境を提供。こちらも標準装備で64色から選べるアンビエントライトプレミアムも、直接光と間接光の組み合わせや複数カラーを組み合わせた演出とともに、アクティブブラインドスポットアシストの降車時警告灯としても機能する。

 そのパワートレインには、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)により電動化された2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジン(204PS/320Nm)を搭載し、エンジンと9G-TRONICのトランスミッションの間に配置される第2世代のISGにより、短時間最大で23PS(17kW)、205Nmの電動ブーストを可能とするなど、ゆとりのある走りを実現した。

 また通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションが標準となり、ドライブ、ステアリング、ESP、サスペンション、そしてサウンドの設定を統合制御する“DYNAMIC SELECT”には4つの走行モードが備わる。

 さらに連続可変ダンピングシステム搭載のダイナミック・ボディ・コントロール・サスペンションもセットオプションで用意される。

 ラゲッジはアコースティックソフトトップを収納した状態で295リットル、通常容量で385リットルと日常の使用に実用的な容量を備え、必要に応じて60:40の分割可倒式リヤシートやフットトランクオープナーを標準装備に。ソフトトップは標準でブラック、外装色との組み合わせ次第ながらオプションでレッド、グレーを用意し合計3色から選択可能となり、価格は936万円(税込)となっている。

メルセデスコール:0120-190-610
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