藤枝市は4日、市民会館内に6日にオープンするサッカーのまち100周年記念の特設サッカーミュージアムを報道陣に公開した。藤枝のサッカーの歴史を楽しめる展示品が並ぶ。初日は式典を行い、正午ごろから一般公開する。開設は来年3月末まで。
 今季限りで現役を引退した元日本代表の長谷部誠さんや現日本代表コーチの名波浩さん、J3アスルクラロ沼津監督の中山雅史さんら、同市出身の著名人の展示品計32点をそろえた。長谷部さんは現役最終戦で使ったスパイクや、独ウォルフスブルク時代のブンデスリーガ優勝シャーレ(トロフィー)など7点、名波さんと中山さんは日本代表時のユニホームや写真、トロフィーといった計6点が飾られている。
 過去の五輪大会で獲得したメダルや使用した遠征トランク、藤枝のサッカーの歩みを紹介するパネル展もある。このほか、VR(仮想現実)ゴーグルを装着してJ2藤枝MYFCの選手のプレーを体感できたり、長谷部さんが所属していたアイントラハト・フランクフルトと、藤枝MYFCのユニホームをデジタル上で試着できたりする体験型コンテンツを用意した。
 ミュージアムは市民会館1階ロビーの約35平方メートルのスペースに設置した。午前9時〜午後5時。火、水曜休館。