ヨンソン清水「勝負強さ」徹底 新体制で飛躍誓う

 J1清水は12日、静岡市内で今季の新体制を発表し、ヤン・ヨンソン新監督は「競争が激しいJ1でも、選手が力を発揮できれば上位グループに入れる」と意欲を語った。

 昨季、J2降格危機に陥っていた広島を残留に導いた手腕に、清水は巻き返しを託すことになった。クラブとして4季ぶりの外国人指揮官は「ボールを動かす攻撃力と速攻を融合させ、勝負強いサッカーを見せたい」と自信を見せる。思い描く布陣については「キャンプで選手を見極めたい」と話した。
 ヨンソン監督はスウェーデン出身。1993年に来日し、広島や神戸のコーチを務めた。その後は母国やノルウェーのクラブの監督を歴任した。久米一正ゼネラルマネジャー(GM)は「日本の文化、選手の心理状態をよく理解している。(残留争いの)広島を立て直したことは高く評価している」と指揮官に招いた理由を明かした。
 昨季は最終節でJ1残留を決めた。久米GMは「残留が決まり、『おめでとう』と喜んでもらうようなチームでは恥ずかしい。反骨心を力に変えてほしい」と選手に奮起を促した。

 ■上位進出へ堅守目指す
 昨季の清水は、失点が54でJ1の18チーム中15位タイだった。ヨンソン新監督は前任の広島時代と同様に「堅固な守りをつくる。DF陣で勝ち点をもぎ取る試合もある」と失点を減らす作業から着手する。昨年9月、ヨンソン監督が指揮していた広島に後半終了間際の2失点で敗れた。「広島の選手には清水DFの背後を狙うよう指示した。守備の組織が整う前の速攻が有効だった」と修正ポイントも熟知している。
 DFの要だった犬飼は鹿島への移籍が決まった。穴を埋める候補にU―21(21歳以下)日本代表DF立田らがいるが、久米GMは「(ポジションの)コンバートなどいろいろな形を試したい」と話すなど現有戦力の奮起とヨンソン監督の手腕に期待する。
 加入予定のFWクリスラン(J1仙台)を含め、昨季を上回る35選手の大所帯になるが、手薄なポジションもある。サイドバックは鎌田や六平がけがで開幕戦の出場は絶望的。本職へのこだわりを捨ててもチームのために犠牲になれる選手が現れるか。一体感が生まれなかった過去4年は、3度もJ1残留争い(2015年は降格)に巻き込まれた。反省を今季こそ生かしたい。

 ■新加入選手一言
 ▽GK新井
 チームに貢献できるように練習から頑張る。足元の技術と気持ちあふれるプレーを見てほしい。
 ▽DFファン・ソッコ
 清水の歴史に名を刻めるように、粘り強い守備で貢献する。
 ▽DF伊藤
 1日でも早くアイスタのピッチに立って勝利に貢献したい。特徴は積極的な攻撃参加。
 ▽MF兵働
 持ち味はぶれない心と左足のキック。ベテランらしくピッチ内外で存在感を示したい。
 ▽MF楠神
 海外での経験をチームに伝える。勝利にこだわったプレーを。
 ▽MF滝
 今まで支えてくれた人に恩返しするため日々努力する。ラストパスとシュートを見てほしい。
 ▽MF西村
 1年目から試合に出ることが目標。ボールを奪われないことが持ち味。攻守で存在感を示す。
 ▽FW平墳
 清水のメンバーとして自覚と誇りを持ちたい。豪快に突破していくプレーを見せたい。
 ▽FW高橋
 左足のキックとシュートは自信がある。サッカーを楽しむ。1日でも早く試合に出て恩返しする。

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