エンゼルス、現本拠地リース契約を1年延長 “移転”か“残留”か――選択猶予延びるも問題山積

エンゼルス、現本拠地リース契約を1年延長 “移転”か“残留”か――選択猶予延びるも問題山積

オーナーと会談した市長「ホームであることは大きな財産」

 大谷翔平投手が所属するロサンゼルス・エンゼルスが、本拠地球場エンゼル・スタジアムの現リース契約を1年延長して、2020年末までとすることをアナハイム市と合意したと現地大手紙ロサンゼルス・タイムスが10日(日本時間11日)に報じた。
 
 同記事によれば、契約延長は15日(同16日)のアナハイム市議会で最終決定され、ハリー・シドゥ市長は新たなスタジアム改装計画をエンゼルス・オーナーのアルテ・モレノ氏に提案する予定となっている。
 
 昨年10月、エンゼルスは2029年まで自動更新となっていたエンゼル・スタジアムとのリース契約を解除し、2019年シーズン終了後には新たなリース契約を結び直すか、もしくは新球場への移転を選択することになっていた。今回の契約延長はその選択までの猶予期間が1年間だけ延びたことを意味し、エンゼルス側とアナハイム市側双方にメリットがあると見られている。
 
 球団オーナーのモレノ氏と会談したシドゥ市長は、「エンゼルスの優先順位はアナハイムに留まることであることが明らかになった。住民と市、そしてチームに利益をもたらす道を見つけなければいけない。我々はそのための計画と時間を必要としている。メジャーリーグの球団は全部で30しかない。そのうちの1つのホームであることはどんな都市にとっても大きな財産だ」とコメント。
 
 そして、モレノ氏もまた、「1年間の延長は我々がさらなる長期的関係を築くための充分な時間を与えてくれると確信している」と語っている。
 
 エンゼル・スタジアムは1966年に開場して以来、エンゼルスの本拠地球場であり続けている。現在使用されているメジャーリーグ球場の中では4番目に古い(フェンウェイ・パーク、リグレー・フィールド、ドジャー・スタジアムに次ぐ)球場だ。
 
 モレノ氏がオーナーになった2003年以来、エンゼルスはニューヨーク・ヤンキースと並び、年間300万枚以上の入場チケットを販売したメジャーリーグでも屈指の人気球団となった。だが、ここ数年は同地域内にあるロサンゼルス・ドジャーズより1試合平均で1万人近く入場者数を下回り続けている。大谷が加入して大きな話題を呼んだ2018年も、エンゼル・スタジアムの1試合平均入場者数は3万7277人で前年とほぼ変わらず、最大収容人数4万5477人の約82%に留まっている。

長い年月と莫大な費用を要する新球場建設

 新球場へ移転する場合の選択肢として、エンゼルスはアナハイムからさほど離れていないロサンゼルス、アーバイン、タスティンなどの近郊の都市を挙げている。50年以上に渡って築き上げた地元ファン層という強味を手放すわけにはいかないのだ。
 
 モレノ氏と会談を行ったシドゥ氏は、昨年12月に就任したばかりの新市長。前任者のトム・テイト市長に比べると、エンゼルスへの再開発投資に積極的だと見られているが、新球場の建設には3年以上の年月と700億円以上の開発費用がかかると予想され、どの自治体にとっても納税者からの支持を得ることは容易ではない。
 
 今回のリース契約延長が決定しても、その期間は2020年末まででしかない。メジャー屈指のスーパースター、マイク・トラウト外野手がエンゼルスとの6年契約を終了し、フリーエージェントになるのも同じ2020年末だ。果たして2021年以降エンゼルスはアナハイムに残り、またトラウトもエンゼルスに留まるだろうか。


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