◆ 人々がイーグルスに最も関心を持った日は…?

 世界中の検索傾向がわかるGoogleトレンド。各球団名の検索回数を日ごとに集計し、今年3月の開幕からレギュラーシーズン終了までの約半年間で“最も検索回数が多かった日”をトップ3形式にまとめ、球団ごとに振り返っていく。


 昨季の最下位から2年ぶりにAクラスに返り咲いた楽天。則本昂大・岸孝之の両輪が年間通してプレーすることができなかったという事態の中、優勝した西武と7.5差、2位のソフトバンクとは5.5差という奮闘を見せた。ただし、クライマックスシリーズに滑り込むことはできたとはいえ、序盤は優勝争いにも加わっていたことを思えば、良い印象を持っていない方もいたかもしれない。終盤の失速感は否めず、順位を上げながらも平石洋介監督は退任となった。

 そんな楽天の日付別検索回数・トップ3は以下の通り。


1位:9月24日=対ソフトバンク(楽天生命パーク)
2位:6月22日=対DeNA(横浜)
3位:4月2日=対日本ハム(楽天生命パーク)


▼ 9月24日:2年ぶりのCS進出が決定!

 2019年・楽天の検索回数1位は、9月24日のソフトバンク戦。大詰めも大詰め、今季142試合目の試合だった。

 この日は楽天が勝利し、ロッテが敗れれば楽天のCS進出が決定するという重要な一戦。相手エース・千賀滉大を前に5回まで0を並べた楽天だったが、1点を追う6回にゼラス・ウィーラーが2ランを放って逆転に成功。7回にも浅村栄斗の適時打などで2点を挙げ、リードを拡げていく。

 投げては先発の美馬学が5回1失点の力投を見せ、後を受けたリリーフ陣も奮起。9回に1点を返されたものの松井裕樹がリードを守り切り、4−2で逆転勝利を収めた。

 その後、ZOZOマリンで行われていた試合でロッテが西武に敗戦。この瞬間に楽天のCS進出が決まり、また楽天がソフトバンクを倒したことにより、ロッテを倒した西武のリーグ連覇も決定。あちこちで様々な思惑が絡み合った1日が終わり、なんと未確定だったパ・リーグの順位がこの1日ですべて決するという珍現象も起こった。


【楽天生命パーク】楽天 − ソフトバンク(25回戦)
ソ|000 100 001|2
楽|000 002 20X|4


▼ 6月22日:壮絶な乱打戦を制す!

 第2位は、6月22日のDeNA戦。首位を走る楽天だったが、2位・ソフトバンクとの差はわずかに「0.5」。負けられない状況ではじまった試合はいきなり激しく動く。

 初回、楽天は島内宏明の適時打を皮切りに4本の適時打と3つの押し出しで一気に6点を先制。いきなり大量リードを奪ったものの、直後の1回裏に先発・古川侑利も大炎上。0回1/3を投げて被安打3も与四球4という乱調で7失点と、まさかの逆転を許してしまった。

 試合はその後さらに2点ずつを取り合い、8−9で迎えた7回表に途中出場の山下斐紹が逆転2ラン。10−9とリードを奪うと、8回にも1点を加えて11−9で楽天が勝利。初回だけで計13点が入った大乱戦をモノにした。


【横浜】DeNA − 楽天(2回戦)
楽|600 020 210|11
De|700 200 000|9


▼ 4月2日:雪の本拠地開幕戦!

 そして、第3位は開幕直後の4月2日。ロッテとの開幕3連戦を勝ち越して迎えた日本ハム戦は、なんと雪が舞う中での試合となった。

 16時のプレイボールながら厳しい寒さのなかではじまった試合は、先発の辛島航が日本ハム打線を7回3安打で無失点に封じる好投。すると、打線も4回裏に島内宏明が先制の適時打を放ち、試合の主導権を握る。

 お互いになかなか得点が奪えなかったなか、楽天は8回に新加入の浅村栄斗が本拠地ファンへ挨拶代わりの一発を放って2点追加。ようやくリードを拡げると、9回は守護神の松井裕樹が1点こそ失いながらも締めくくって勝利。本拠地開幕戦を白星で飾った。
 

【楽天生命】楽天 − 日本ハム(1回戦)
日|000 000 001|1
楽|000 100 02X|3


 2年ぶりのAクラス入りを果たしたチームも、さらなる変革を求めて指揮官を交代。来季は今季二軍監督を務めた三木肇氏が指揮を執る。人事面や選手補強の方針をめぐってファンが困惑するようなシーンも見られただけに、来季は特に結果が求められるシーズンとなるだろう。今季以上の結果、2013年以来となる栄冠を掴むことができるだろうか。


文=八木遊(やぎ・ゆう)