◆ 左腕の立ち上がりを救ったビッグプレー

 巨人が阪神をホームに迎えた首位攻防戦を2勝1敗で勝ち越しに成功した。カード3戦目は打線が4本塁打含む13安打8得点と奮起。先発の髙橋優貴が開幕から無傷の4連勝を飾った。

 髙橋優貴は初回、いきなり先頭の近本光司に左中間二塁打を浴びるなど二死満塁のピンチを招くも、6番・佐藤輝明は中飛に抑えピンチ脱出。6点リードの3回に佐藤輝に左前適時打を許し、6回には途中出場の北條史也に2ランを被弾した。

 それでも、6回(105球)を投げきり、6安打4四球3失点と4戦連続のクオリティースタート。バックの援護にも助けられリーグトップの4勝目を手にした。

 22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は、巨人の一塁手・香月が見せた1回表の守りに注目。「髙橋を勝たせたのは初回の香月のプレーだと思う」と、髙橋の立ち上がりを救ったワンプレーに讃辞を送った。

 初回、近本を塁上に置いた無死二塁の場面で、2番・糸原健斗のゴロを捕球した香月は迷わず三塁へ送球し間一髪タッチアウト。直後に3番・マルテの二塁打などで満塁とピンチが拡大し結果的に無失点に抑えたが、「二塁打2本で1点入るところでしたから、先程のプレーが生きているんですよ」と進塁を防いだ香月のプレーを称賛した。

 「無死二塁で一塁ゴロ。普通だったら投げる格好はするんですけど、なかなか投げきれないんですよ。走者が近本で足が速いということもありますし、もし自分が送球ミスをしたら一三塁になってしまう。躊躇してしまうケースなので、本当にビッグプレー。(髙橋が)6回まで投げられたのはこのプレーのおかげ」と讃辞を惜しまなかった。

 一見するとド派手なダイビングキャッチからは見劣りする地味なプレーだったが、番組内の『Play Of The Day』として同日最高の好守にも選出。番組MCを務めた高木豊氏も「(送球を)自重しても罪はない場面。立派なプレー・オブ・ザ・デイですよ」と香月の勇気あるワンプレーを称えた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』