◆ 貯金「20」で首位を独走!

 阪神の勢いが止まらない。

 8日の日本ハム戦から6連勝で交流戦をフィニッシュ。一気に貯金を「20」に増やし、2位とのゲーム差を「7」に広げた。2005年以来のリーグ優勝に向けて、独走態勢に入る勢いだ。




 連勝中の直近6試合で35得点と好調な猛虎打線。

 牽引するのは、新人離れしたパワフルな打撃を見せる佐藤輝明を中心に、開幕から不動の1番を務める近本光司、そして3番のマルテら多士済々。他にも、大山悠輔やルーキーの中野拓夢が上位打線を担う。

 そして、マルテとほぼ同じ数字を残しているのが、開幕から5番を任されてきたサンズだ。6月に入ってからはやや不振に陥り、本塁打なしと自慢の長打力は影を潜め、連勝中の6試合は打順も6番に下げられている。



 それでも、チームは交流戦全18試合を消化しており、18日(金曜)まで試合はない。

 “4日間”の小休止、これはサンズにとって良い気分転換になるだろう。また、リーグ戦が再開すれば、勝手知ったるセ・リーグの投手相手に本来の調子を取り戻していくはずだ。


◆ サンズ×本塁打=勝率9割…!?

 今季が来日2年目のサンズ。昨季から今季にかけて、本塁打を記録した試合でチームはほとんど負けていない。

 昨季は18試合で19本塁打を放ったが、その18試合のチーム成績は14勝2敗2分(勝率.875)。さすがに不敗神話とはいかなかったが、高い確率でサンズの一発がチームの勝利に結びついていたことがわかる。

 今季もその傾向は変わらない。ここまで11試合で12本塁打を放っているが、チームは10勝1敗(.909)。勝率は昨季を上回り、2シーズン通算では24勝3敗2分(.889)と、勝率は9割に迫る。


 ちなみに、ほぼ同成績のマルテはというと、今季11試合で12本塁打を放っているが、チームは7勝4敗(勝率.636)なので、サンズの本塁打がいかに勝利に貢献しているか、その“タリズマン”ぶりがうかがえる。

 リーグ戦再開後、調子を取り戻したサンズが本塁打を量産するようなことがあれば、阪神の勢いはさらに加速するのは間違いない。今後のサンズの打棒に要注目だ。


文=八木遊(やぎ・ゆう)