○ ヤクルト 4 − 3 DeNA ●
<4回戦・神宮>

 ヤクルトは2連勝で最下位脱出。同点の8回に飛び出た村上宗隆内野手(24)の3号ソロが決勝点となった。

 ヤクルトは先発のサイスニードが不運な当たりもあり5回3失点で降板。攻撃陣は1点を追う6回、こちらも好調な3番・オスナの4号ソロで追いついたものの、なおも無死満塁の好機で追加点を奪えない嫌な展開だった。

 そんな空気を断ち切ったのが4番・村上の一発。8回にDeNA3番手・伊勢の高め直球を完璧に捉えた打球は、右中間席中段に着弾する決勝アーチとなった。

 リリーフ陣は6回から2番手・エスパーダが2イニング無失点と踏ん張り、8回は大西、1点リードに変わった9回は石山が3シーズンぶりとなるセーブ締め。白星は大西につき今季初勝利をマークした。

 お立ち台に上がった村上は決勝弾について「しっかり来た球をひとスイングで捉えられるように意識していました。ちょっと高めに浮いたところを、しっかり角度がついたいいホームランにできた。完璧でしたし、久しぶり!って感じです」と笑顔で振り返った。

「『行ったな』という思いと、8回だったので『逆転できたな』という思い。イメージ通りの打球でした」と自画自賛の確信弾。これで直近の5試合で3本塁打目と、令和の三冠王が量産モードに入った。