○ ブレーブス 7−0 カブス ●
<現地時間5月14日 トゥルイスト・パーク>

 シカゴ・カブスが2試合連続の完封負け。鈴木誠也外野手(29)は「2番・右翼手」でフル出場したが、ノーヒットに終わった。

 ブレーブス先発は通算125勝、シーズン最多奪三振を2度獲得した実績のある左腕セール。初回の第1打席はカウント2-2から内角低め、鈴木の軸足に向かって食い込むスライダーで空振り三振を喫した。

 1回裏の守備時には、一死一、二塁の状況で4番オルソンの放ったライナーが右中間へ。この打球に対し右翼手の鈴木が体を目いっぱい伸ばしてキャッチを試みるも、あと一歩届かず適時二塁打。先制点を献上した。

 3回表、一死一塁で迎えた第2打席はカウント0-1から内角へのスライダーを打ち上げ、右翼手前方へ。この打球を右翼手アクーニャJr.がダイビングキャッチに失敗するも、一塁走者ピート・クロー・アームストロングのスタートが遅れたため、二塁封殺。記録は右ゴロとなった。

 6回表の第3打席は、カウント1-1から外角のチェンジアップを引っ掛け、三ゴロ。8回表、二死二塁で迎えた第4打席は2番手左腕バマーとの対戦で再び三ゴロに倒れ、この試合の鈴木は4打数無安打、1三振に終わった。

 カブスは今季3勝0敗、防御率1.13と絶好調だった先発ジェームズ・タイロンが炎上。4回裏、4番オルソンに5号3ランを浴びるなど一挙6点を失った。一方で打線は僅か3安打と沈黙。連夜の完封負けを喫した。

 鈴木は過去2シーズン、右腕よりも左腕に対して高打率を記録していたが、今季は左腕に苦戦。この試合も左腕2投手を相手に当たりが出ず、対左打率.182へ低下。今季成績は打率.273、OPS.775となっている。