● アストロズ 7−9 エンゼルス ○
<現地時間5月20日 ミニッツメイド・パーク>

 ロサンゼルス・エンゼルスが同地区アストロズとのカード初戦に勝利。地区最下位から脱出した。

 エンゼルスは初回、テーラー・ウォードの犠飛で幸先良く先制したものの、2回裏にアルトゥーベに9号3ランを浴びるなど4失点。4回裏にも2点を失い、序盤で5点を追う展開となった。

 ところが続く5回表、エンゼルスが一気に逆転に成功。1番ノーラン・シャヌエルが5号3ランを放ち、2点差に詰め寄ると、二死一、二塁から5番ローガン・オホッピーが逆転の4号3ラン。さらに6番ジョー・アデルが二者連発となる9号ソロで続き、相手エースのバルデスを攻略。昨季6月24日以来となる1イニング7得点を記録した。

 6回表には、ザック・ネトの6号ソロでリード拡大。3点リードで迎えた9回裏は、右翼手アデルがホームランキャッチの好守備で失点を阻止。その後1点を失い、同点の走者を背負いながらも、守護神カルロス・エステべスがリードを死守。逆転勝利を収めた。

 この試合ではアデル(25歳)、ネト(23歳)、シャヌエル(22歳)というエンゼルスのドラフト1位を受けた3選手に加え、トレード加入からエンゼルスでデビューを果たしたオホッピー(24歳)が揃って本塁打。22歳から25歳という1歳違いの4選手が同じ試合で本塁打を放つのはMLB史上初の出来事。若手の活躍もあり、エンゼルスは2連勝で地区4位に浮上。地区3位アストロズに2ゲーム差としている。